珍しく時事ネタでも。

鳩山総務大臣が更迭された。

一国を司ろうという方たちが180度異なる意見に基づいて行動している不思議。

どれが国益でどれが国難か?

本人たちでさえ立場が違えば意見が変わる。

それを多数の論理でジャッジしていく単純な政治。

本当に優秀な方たちなら「国益かどうか?」という判断に

これほど意見に差がでるものなのだろうか?

これでは真実が国民に届くわけがない。


「正しいことを言っても通らない。」「歴史が証明する。」


そんなことは今から2千年も前に司馬遷が説いていた。

天道是か非か?

これは人生に対する痛切な問いかけである。


三人兄弟がいた。

とても優秀な兄弟たちは跡目相続で揉めることを嫌い

長男と次男が出奔するなど仁徳を極めた。

それなのに餓死してしまった。

だが一方では

好き放題に生きている大泥棒が子孫に囲まれ天寿を全うしてしまう。



李陵という武将は国のために命を賭し戦い続けたが、

一度の戦いに敗れ捕虜になった。

戦地から遠く離れた王様と取り巻きは一斉に非難し、

李陵一族を皆殺しにした。

それを擁護した司馬遷は宮刑に処された。

そして正当な「歴史」を後世に残すべく命を削るように

「史記」を編んだ。


「お天道様は見ている。」「天網恢恢」という言葉が本当なら

善人は全て栄えるはずである。

それなのに…。現実は空しいばかりである。


天道是か非か?


本来であれば政治家が真っ当に天の代りを行うべきはずであるのに

政治家自身が天を仰いで嘆いているのである。


最も、利権で意見を左右されるような「強欲天」ばかりでは

何人いても意味がないのではあるが…。