産婦人科で出産する場合には、妊娠中から産後のケアに及ぶまで産婦人科の医師に続き妊婦さんのサポートをするのが助産師さんです。

助産師さんは、内診などの医療行為そのものは許されていませんが、妊婦検診の際にお腹の周りを測ったり、むくみの有無を調べたり、心音確認などを行ってくれます。

また妊娠中も妊娠中の過ごし方や母親学級などの場において、色んな事を教えてくれるのも助産師さんです。

助産師さんはかつて助産婦さんと言われていましたが、看護婦さんが看護師になったように名称が変わりました。

看護婦さんから看護師さんと呼び名が変わり、今では男性の看護師さんも珍しくなくなって来ました。

助産婦さんも助産師と呼び名は変わりましたが、実は男性にはなることが出来ない職業なのです。

産婦人科の医師は男性も居ることからも、いずれは可能になる日もくるかも知れませんが、女性としては、産婦人科医もみんな女性であって欲しいなあ・・・というのが本音です。

産婦人科で診察を受けるのは出産だけではなく、様々な女性疾患や不妊症、不育症の診察・治療を行うのですが、 今回紹介する不妊症は、一般的に妊娠を望む健康な男女の間で、避妊せずに性生活を行ったにも関わらず妊娠状態が二年間続いた場合に不妊症と呼ぶそうです。

原因は昔の女性が100パーセント悪いと言われ、それが原因で離婚に及んだケースも少なくありませんが、医学の進歩により男性側にも原因がある事が分かって来ました。

治療法は様々で、薬は使用せずに生活習慣を改める事を主とした方法や、排卵を誘発する薬を使用するもの、注射によりホルモンを高めるものなど様々で、色々な方法を試した結果、体外受精試みるケースも少なくありません。

不妊症の治療は健康保険が適用されない事もあり、費用の面から断念するカップルも少なくないと聞きますが、国によって助成が認められているケースもありますので、事前に調べておくと良いかも知れませんし、全ての産婦人科が不妊治療を行っている訳ではありません。

曜日や時間によって、妊婦検診と不妊外来を分けている産婦人科や、病院の入り口やお会計までも別々にし、妊婦さんと不妊症で治療に訪れた人同士が顔を合わす事の無いような配慮がなされた病院もあります。

不妊症の治療を受けている人にとって、お腹の大きな妊婦さんを見ることはとっても辛い事でしょうし、不妊症や不育症を専門にしている産婦人科もありますが、その疑いがあってもまずどこで診察を受けたら良いか悩む方もいらっしゃると思いますが、最初は産婦人科などを受診し、不妊症の専門医へ紹介をしてもらうのも一つの方法かと思います。

「不妊症の治療をやめたとたんに妊娠した!」などというメンタルな部分も大きく影響する事も聞いた事もありますし、不妊症の治療にはパートナーの協力が必要不可欠ですので、まずは一人で悩まず、パートナーを信頼して相談してみる事をお勧めします。

全国的に少子化や産婦人科の医師不足の影響を受け、分娩を取り扱う産院の数が激減しています。

とは言って、自宅からあまりにも時間がかかってしまうようでは出産までの期間、何度となく通う事や緊急時の事を考えるとお勧め出来ません。

分娩を取り扱わない産院に加え、お産方法が人気の産婦人科などで分娩予約がいっぱいになってしまい、妊婦検診のみ自宅の傍の産院に通い、出産予定日が近づいてきた妊娠9ヶ月頃に分娩予約の取れた産婦人科医院へ転院する人も増えているようです。

まずは自分がどのようなお産を望んでいるのかをはっきりとさせ、費用の面も踏まえ家族とも良く相談する事が重要です。

産院にはいくつか種類があります。

大学病院や総合病院などの大規模な病院の産婦人科は、お産の際にリスクを伴う心配がある人などにお勧めです。

他の診療科との連携も取れる為、緊急時にも安心です。

また小児科は勿論のこと、NICU(新生児集中治療室)を備えた病院もあるため、生まれてきた赤ちゃんに重篤な症状がある際にも早期に治療が開始する事が可能です。