豊川3×-2静岡(9回サヨナラ)
選抜出場をかけた大一番は豊川の9回サヨナラ勝ちという劇的な幕切れ。
この秋に見た高校野球の試合では一番胸に来るものがありましたね。
事実上の甲子園出場を決めて涙を流す豊川のエース田中君、
大一番でサヨナラ負けを喫し俯いた表情の静岡ナイン。
勝者と敗者が同じ空間に共存する残酷なコントラストの色濃さは夏の公式戦を思い起こさせましたね。
詳しい試合内容は高校野球ドットコム の方で確認してくださいねw
大雑把に総括すると守備の差が明暗を分けたという感じですかね。
豊川は捕手の氷見君、三塁手の中村君を中心とした自滅をしない堅守が最大の強みだと思います。
静岡高校の先発は辻本宙夢投手(2年生)
豊川高校の先発は田中空良投手(2年生)
ランナーを背負ってからの粘り強さが最大の長所。
厳しいブロックに入った東海大会を一人で投げ抜いた経験は大きな自信となったでしょう。
中盤以降の根比べのような投げ合いは見ごたえありました。
好ゲームを演出した両投手に拍手。
---------------
【静岡ナイン】
辻本投手は最速142km/hを誇るパワーピッチャー。
球の出所を隠すタイプのフォームですかね。
序盤は捕まったものの、きっちり修正した中盤以降は凡打の山を築いていました。
辻本投手その②
ピッチングの師匠は元オリックスブルーウェーブの鈴木平さんだそうです。
高校進学時に横浜高校から勧誘を受けたというだけあってシュアな打撃でマルチヒットを記録。
内山選手その②
同点2ランを放った岸山智大主将(2年生)
打った瞬間入ったとわかる強烈な打球で球場の雰囲気が一変しました。
------------------------
【豊川ナイン】
試合序盤に守備面で神がかり的な活躍を見せた氷見泰介選手(2年生)
氷見選手その②
序盤から中盤にかけて豊川が主導権を握れたのは盗塁、エンドラン、送りバントを
ことごとく先読みして完ぺきに封じ込めた氷見君の守備力によるものが大きかった。
氷見選手その③
集中力と判断力がずば抜けていて、捕手に必要な要素を全て兼ね備えている守備の要。
同じく東海大会からスタメン起用されるようになった伊藤竜平選手(2年生)
高桑平士郎選手(2年生)
フルスイングで相手投手を威圧する主砲。
力勝負には滅法強いが交わされると分が悪いタイプですかね。
中村胤哉選手(2年生)
リードオフマンにして内野守備の要。
中村君の守る三塁に打たせておけば盤石とも言える程の守備力を誇る。
------------------------
9回裏二死二塁のピンチでマウンドに集まる静岡ナイン
この悔しさを来年にぶつけるんだ!
来夏こそ必ず甲子園へ・・・
------------------------