<4年後―⑩>モンスターペアレント
長男が高校受験前から、テストの採点方法がおかしいなど、
中学校へ抗議の電話をし、夫はモンスターペアレント化した。
<録音した会話を文字起こし>
(私)教育委員会に抗議したり
(夫)全然問題ない
(私)学校の先生と良い関係が築けない、もう考えらんないよ。
(夫)いや、甘かったと思ってる。確かにその点では反省点がいっぱいあるよ。
もっと徹底的にやるんだった。
(私)プーチンだね。信じらんないよ。
(学校と)上手くやってこうというのが大事なんじゃないの?
周りの人とか学校にしろ。自分がこう思うってだけじゃなくて。
(夫)自分がこう思うってだけじゃなくて実害が伴いましたよ。
あなたの言ってることは受け入れられないし、
おかしいんじゃないかということに声を上げないってこと自体、
これはおかしいことです。
(私)Junichiさんがおかしいと思っても周りがおかしくないと思ってるんであれば、
まあ、それでもいいかなって妥協するとか。
お互いに中間点を探っていくっていうのは大事なことだと思うよ。
(夫)かりに子どもを殺されても、そういう…
(私)だから極端なことを言わないでよ。
さすがに殺されるとか。そんなになったらまた全然違うでしょ、
(夫)同じことをしたよ。俺同じ扱いだよ。
(私)だからそれがあまりに極端だって言ってるんだよ。
(夫)まあいいや。そこのところは相入れないし、
あなたにわかってもらおうとも思いません。
で、話はちょっと逸れましたね。
あなたと息子との関係が云々というところなんだけれども、
それは俺には到底理想からほど遠いです。
徒労。この、一言に尽きる。