<4年後―⑦>叩き潰す

 

私の慢性的な中途覚醒や眠りの浅さは、アレルギーっ子長男出産後から十数年、

眠剤を飲み、耳栓も数々試し最強の物を使っている。

毎晩夫のいびきで起こされ、耳栓をつけて寝れれば良い。

しかし、耳栓をつけても寝れない夜中に、布団を引きずりリビングへ行く。

わざとでないのはわかっている。だが夫はいびきは自分のせいではないとわからない。

「(わざとでないけど)迷惑かけたならごめんね。」この一言が欲しいが絶対無理。

その上、リビングへ移動して寝ることに対し夫は攻撃してくる。

 

<録音した会話を文字起こし>

 

(私)Junichiさんにとっては何も困ることないじゃん。

夜中に私が向こうに行って寝てJunichiさんが起きた時には、ちゃんとこっちに戻ってきてる。

 

(夫)コソコソな

 

(私)コソコソって、(早朝に)音を立てていいの?

 

(夫)俺がトイレに行っている時にサササササッとね。それこそ黒いなんとかだよな。(→嫌味)

 

(私)そういう言葉の暴力でJunichiさんは本当に叩き潰すって感じだね。

叩き潰そうとして、私が叩き潰されたらどうなると思う?

 

(夫)今の状態はそうなんだと思うよ。また、別のところで膿が出てくると思う

 

(私)Junichiさんは叩き潰すという発想しかないの?

 

(夫)他に発想はあったけれども、あなたに限っては、それ以外に思いつかない。

もう一度言うけど、人格を叩き潰すとは言ってないからね。行動を叩き潰すと言っている。

 

(私)もしJunichiさんがそういう方法しか知らないというのがあれば、

あまりにも幼稚で、叩き潰すなんてされたら絶対に変えるもんかと思うからね。

 

(夫)じゃあ、これからも絶対にリビングで寝てやる。

 

(私)だからJunichiさんはやり方が本当に下手なんだよ。言い方が下手だし、

 

(夫)何もないということですね。すぐ逃げるじゃん

 

(私)逃げるじゃんって、心の平安を保っているだけだ。

 

(夫)それを逃げる

 

(私)Junichiさんは追い詰める。叩き潰すことしかしないでしょ。

そんな人といたら、もう散々壊れてきたからね。

 

(夫)また自分の事でしょ。自分。

 

(私)もうとにかく今はやめて、あっち行こうか。

私がちょっと寝ようかなと思ったんだけど。

 

(夫)寝るとは見えないみたいだね。

 

(私)とりあえず、今はこれで終わりです。

 

(夫)あれ寝るの?ぐっすり寝れたんじゃなかったの?もう9時間は寝てる。