<4年後―⑥>ぐっすり眠りたいだけなのだ!⑵

 

土日で学校や仕事がない朝はゆっくり眠りたい。しかし、寝ている私の所へ異議申し立てに来る。

 

<録音した会話を文字起こし>

 

(私)すごい嫌な夢見て、しんどいところにJunichiさんにそんな言われて体がしんどすぎ。

 

(夫)すごい嫌な夢を見たのは、今日だけの話だよね。

休みの日だからって朝飯作らなくていいわけじゃないよ。

結局いつも人にやらせてるけれども。

お勤めもしんどいかもしれませんけれども、いつも人にやらせていいことはないよ。

 

(私)そういうのを考えて昨日いっぱい作ったわけだから

 

(夫)量の話じゃないよ。後片付けとか

 

(私)もうとにかく寝せて

 

(夫)ごちそうさまでプイって行っちゃって、その後寝ちゃう。これは明らかにおかしいよ。

 

(私)とにかく寝せてください。

 

(夫)今言ったのは理解しましたか?それで一家団欒もあるもんか。

あなたは昨日気がついたんだけど、息子の電話番号すら知らないでしょ。

こんな親子ってあるものか。

 

(私)知ってるよ。

 

(夫)じゃあ、なぜ家電にかけた?すっげえ迷惑だった。それで本棚は片付けてもらえますね。

 

(私)りんちゃん助けてよ。

 

(夫)エクセルだとかスマホだとかの本や、不要物を押し付ける場所じゃありませんからそこ。

前も同じことあったと思うんだけど、その点だけお願いいたします。

嫌な夢を見たのはあなた個人のこと。

本棚を汚して家中に迷惑を振りまき、悪い空気を振りまくるのは、

あなた自身が自発的にやっていること、みんなのために悪いことをしている。

 

(夫)いつもいつもそうやって、自分本位で、私がこうだから、

私がこうだからっていうのはもうちょっといくらなんでも冗談じゃないです。

子どもにそういう大人に【だけ】はなってほしくない。

あんたが目から水を流す時は自分のため【だけ】だろ。

最低な人間だからなそれ。ここで去ったら捨て台詞みたいなんだけどどうする?

 

(夫)今言ったのは本当の本当の本心だから。

勢いで任せて言ってるんじゃないから、それだけは覚えててください。

ここまで言って捨て台詞としてからいきます。どうぞ【好きなだけ】寝ててください。

 

(【】夫の言葉の強調→嫌味)

 

(私)結局Junichiさんの言う通りにしなくちゃいけなくなる。

 

(夫)それは違いますよ。俺の言う通りではないです。

家族の一番の幸せのために一番いい方法を考えているつもりです。

最大の幸福というものを求めております。俺の言いなりとかそういう話ではありません。

 

 

夫は在宅勤務でほとんど家にいる。

「暇なんだね」「私と話したいの?」

人間を蝕むのは暇と孤独。