もちろん、夫はカルト宗教の教祖ではなく、意図していない。
だが、カルトにはまり依存して抜けられない状況に、何だか近いものを感じる。
息子のアレルギーが重く、¨アレルギーの奴隷¨と感じていた期間、
カサンドラ状態で自我を殺し、自分を無にしてロボット化し、自分を失った¨空白の期間¨。
しかし、この状態が進むと、無力感から人格崩壊に至る。
P211「自分が別の誰かの人生を生きているのだと気づくまでに、
長い年月を要した人がいる。
静かな絶望感が訪れることが頻繁にある。」
夫の転職後、実家近くへ引っ越し心の底から
「自分の人生に帰ってきた」と思った。
その事を友達に言ったら「空の巣症候群じゃないの?」と言われた。
カルト宗教と主婦では対象が違い過ぎるが、要は自分の人生を生きていない。
P212「もしアイデンティティの希薄化に伴う絶望感と無気力が
あまりに深く浸透しすぎると、その人を捕らえたままでいても、
役に立たない人間になる。」
「人格を崩壊する過程は、例えば教団の会計係やセンター長などとして
機能する程度には自意識を残しながら、手加減して進める。
一方で自意識が強すぎると、その人独自の思考が残ることを意味し、
教団を去っていく可能性がある。
リーダーはこの人格崩壊の期間を情け容赦なく利用して、
その人が燃え尽きるまで自分の都合のいいように搾取しつくす。」
私はカサンドラ状態の時、無力感、絶望感の中にいた。
夫は鉄の壁。
泣き叫んでも絶対に動じない。絶対に届かない。絶対にわからない。
夫は正しい事をしているだけ。意図はなかったと思いたいが、燃え尽きた。
「人間の最も素晴らしい知恵である「自己の内側からの導き」を無視し、
自分自身の心の声からも遠ざかってしまう。」
自我を殺し続けると、人格崩壊…。
「社会復帰とは、境界の自覚化と尊重に他ならない」
「カルト団体の実態が何かに気づき、理解することこそが、
大きな苦痛を受けた状態から回復する」
あの転職期の経済制裁は何だったのか?
「夫がアスペルガーと思ったとき妻が読む本」(滝口のぞみ著)
P154「本当の意味が知りたい。
アスペルガーの特性と関連があるなら、どの様な関連があるのか知りたい。」