住野よる - よるのばけもの(kindle 8th) | 家電@小物 大好き!

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最近ギター始めました。まだまだですが
今度はカメラまで始めました。こっちもまだまだです。

車での通勤になってから暫く遠のいていましたが

久しぶりに小説を読みました。

 

「住野よる - よるのばけもの」

 

ばけものに成ることで、

クラスでいじめられている女の子と接することになった少年の、

心の葛藤を描いた物語でした。

 

 

私の勝手な感想です。

 

ネタバレ注意です。

 

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はたして、

学生時代の自分は、主人公と同じように

自分ではそうは思わずに、誰かを傷つけていなかっただろうか?

記憶が朧げな、自分の過去を非難されているようで、

途中で読むのをやめたくなりました。

 

主人公の視点で、いじめられる矢野さんへの行動が語られるが

その考えの勝手さが後半になるにつれて浮彫りになり

読み手としては、

・謝れば良い訳ではない

・なんて勝手な

・それは違うでしょ

と指摘したくなる

 

とは言え、最後は自分の考えでそのことに気が付き

 

バケモノからも卒業し

読んでいる読者としては、やっと気が付いてくれのかと

一見、少年の成長を喜び、安心するのですが

 

この物語は

決して、よい結末で終わったとは思えません。

主人公にとっては、これからは

化け物になるよりも恐ろしい日々が続くのだと思います。

 

主人公は今後クラスに交わることが出来無い生活が待っています。

むしろ異端児として、危害を加えられる対象となることもあるでしょう

 

それは今まで仲がよかった、隣の工藤さんの行動が示唆しています。

自分が正しいと思える行動が、クラスからはみ出したく無いという恐怖で麻痺し

矢野さんは自分とは違う生き物で、何をしても感じないだろうし、

むしろ自分だけは他人ほどは酷いことはしていないと勘違いしながら

ひどいことを平気でしている、ということに誰も気がつかない。

 

これが現在の日本の集団の中で生活するために

皆んなでやっている行動ではないのかと思います。

 

それを主人公程度がどうこう出来るとは思えません

 

それまでの主人公も同じように矢野さんに接していたのだから

 

とはいえ、

矢野さんが人間であることに気が付いてしまったため

主人公はクラスでの平和だった日常と引き換えに

やっと自分を見つけることは出来ました。

それを大事にして、社会という協調性だけでは生きていけない

世界に立ち向かっていければと願います。

 

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じゃなくて、

 

今回の本題は読書感想じゃなかった。。。

 

この小説を読むにあたり電子書籍リーダーを買いました。

 

私は、もともと読書は大好きで

本を読み出すと際限なく読み出してしい

家中が本だらけになってしまうので

電子書籍を今まではiPad miniを使っていたのですが

照り返しとバッテリーの持ちの問題があり

e-inkディスプレイの電子ペーパーに興味があり

 

あと、電子書籍リーダーだと、kobo(楽天)とkindle(amazon)があるのですが、

私はamazonプライム会員特典で今なら4000円引きで購入できるということで、kindleを購入しました。

 

 

で、kindleですが、大体4つのグレードに分かれるようです。

(無印kindle、Kindle Paperwhite、Kindle Voyage、Kindle Oasis)

値段についてはPaperwhiteにすると約5000円高くなり、

それ以降は10000円づつ高くなります。

 

機能の大きな違いは、無印はバックライトなし、

Paperwhite以降は解像度は300ppi になり、

違いはバックライトのLEDの数ですが、

サイズと重さがPaperwhiteが一番大きく重い

(無印よりも重くなります)

ちなみにディスプレイサイズは全て6インチで、カラーはありません

 

ということで、私の使い方と老眼具合からすると

カラーでみれないので雑誌は対象外、解像度高くても

6インチでは漫画のセリフは見辛いので使えないので、

こいつは小説メインの子かなと

 

小説メインの用途だとバックライトが必要かどうかが

キーとなりそうです。

 

他の方のレビューを見ると、暗いという人もいれば

明るい場所で使うなら、問題無いという人もいて

バックライトなしがどの程度使えるのかわかりません。

しかも、バックライトなし(無印kindle)だと

サイズも重さも軽くなります。


 

よくわからないので

いっそのこと一番安いのにしてみようと

無印kindleのキャンペーン情報ありにしました。

8,980 - 4,000(プライム特典) = 4,980円となります。

 

あと、3G使い放題モデルもありますが

(無印はwifiのみ)

バッテリーの持ちが悪くなるという話も聞くので

wifiのみのモデルにしました。

 

届いたものを見たときの感想は、

最初見た時には、意外と暗くて、

やっぱりバックライト付きにした方が良かったかなと思いましたが、

明るいところで使ってみると意外と見やすく、

紙の本とほぼ同じ感じで読めました。

バッテリーの持ちもよく、本好きな私には

久しぶりに、ジワジワと良さを感じてくる系のガジェットでした。

 

kindle(左)とiPad mini(右)の比較

 

キャンペーン情報も

本来は、不要な広告が入るのを嫌う私ですが、

iPadでは、パスワード解除して、アプリをタップしてと、

色々手間だったのが、キャンペーン画面のスワイプだけで開き

かつ読書には影響ないので、これはこれでいいんじゃね?

という感じで、気になっていません。

 

バッテリーや電子ペーバー液晶の感じなどは

もう少し使って見ないとなんとも言えないので

しばらく、こいつと仲良くしてみようと思います。

 

 

さて、読書感想のつづきですが

 

考察が深い矢野さんです。

彼がばけものに成ることが、彼女の願いから起きたことだとしたら

これが計算されたクラスメートへの復讐の第一歩で無いことを祈ります。

という深読みしてしまうのは、

私自身の心がすさんでいるということなのでしょうか。。。