万物は流転しているといった哲学者が昔いた。
山から流れ出た水は川となり大河となりやがて海になる。
海から蒸発した水は大気にとなり天に登り空を渡る。
そしてまた雨となり大地にふりそそぐ。
上水道から出た水は汚れて下水道に入る。
下水道の最後には浄水場があり、
そこから川や湖や海に出る。
そしてまた上水道の取水口から水道に入る。
すべてのものは流れていて
そこから逃れることはそう容易いことではない。
囲われたところにある水は澱みやすく、腐りやすい。
勢いを持って流れる水はいつだって美しい。
すべてのものは運命線の上を流れていく。
留まっていても変わり続けるし、動き続けても
変わり続ける。一緒のままではいられない。
先月、今月と身の回りの人の訃報を聞くことが
多かった。社長の奥さんは特に47歳と若かったから
残念に思った。僕はもっと仕事を頑張らなければ
いけないと思った。人の死は無駄にしたくないと
人は思う。
人の気持ちもまた流転するのかもしれない。
最近生活リズムが停滞しているので勢い良く
流れる水にあこがれる。