別宅活用で気持ちもゆとりがもてるようになりました
今日は技術センターの方が訪問に来ました。
いくつか相談させていただき、畑もみていただきましたが、話はやはり
農薬を使った方がいいという方向へ・・・いくら伝えても方向が変わらない
ので少々感情的になってしまいがちでしたが「きっぱり」使用するつもり
はないことを伝えました
帰り道頭を冷やしながら、有機農業を選ぶ理由、続ける理由を考えていました。
原発事故が起こった時も気がおかしくなるくらいに考えました。
今まではもっともらしく、環境問題等が入口だったといろいろなところへ書いてきました。
間違いではありません。けれど、農業をやろう、就農しようと決意できたのは、
変わりゆく田舎の風景でした。田舎へ帰るとあの景色が迎えてくれ、いろんな雑念
が消えほっとしてました。けれど、道路ができ、いろんなものができ、景色ががらり
と変わってきています。もうあの景色は見ることができません。一度変わってしまった
ものをもとに戻すことはできません。
だからあの景色を守っていく一員でいたいと思い、そして、今ある畑の土には、畑には
自然にできたものを、とりいれ、栽培していきたい確かに利益は少なく、手間も大変
かかるかも知れません。でも大事なことはなんでしょう?今はいろんなものが本当に
あって、便利な世の中になりました。でも私たちが本当に望んでいることって、
これ以上便利になることではない気がするのです。当たり前のように暮らし続けること。
当たり前のように太陽の光を浴びれること、風を感じること、動物、植物、虫たちと
共存して地球を守っていくこと・・・
哲学的だと思われるかもしれません。けれど、有機農業にはそう思わせる入口のような
なにかがあると私は感じています。大きくとらえれば、原発問題、私たちの生き方まで
有機農業は私たちに何かを考えさせてくれます。
だから心身ともに一杯一杯でも私は今の仕事を誇りに思っ
ているし、毎日が大好きです