2023年2月22日。



猫の日に2度目の移植を迎えた。


猫と暮らしている私にとっては

なにか良いことが起きるじゃないかと

縁起を感じる日だった。



夫が治療の労いで買ってくれた指輪を

お守り代わりにつけて

処置台に上がった。






これまでに3度の流産を経験し

ここ1年は不育症の治療もしていた。



ひとまず不育症の治療方針を

変えないと決めた一方で


私の不育原因である"血液凝固"について

色々と調べてみた。



血液が固まって血栓ができやすい症状は

誰にでも起こりえる体質であり、

年配の方で血管が詰まって

倒れる人もいる。



ということは妊活に限らず

血栓防止、血液の流れを良くするために

一般的に言われていることを実践したら

少しは効果があるのでは?と思った。



出来る限り自炊はしていたが、

連日Uberをしたり

朝ごはんを抜いたり

あまり健康的とは言えない食生活だった。



そこで色々と検索して

水分をとる大切さや

血液をサラサラにするEPAなどを知った。



そして水を箱買いしたり

魚を食べる頻度を高めた。

エゴマ油も買ってみた。




妊活中は

何かと努力していたくなる。


運を待つだけじゃなくて

何か自分に出来ることを探したくなる。



残念ながら
クリニックは健康的な生活に関して
ほとんどアドバイスをくれない。

スピリチュアルな怪しい方法に気をつけて
正しい健康法を取り入れるのみだ。







移植の判定日。

ドキドキしながら診察室に入る。


「着床はしたようです。
でも、hcgがかなり少ないので
順調に育っていません」


はぁ。

異所性妊娠の可能性も拭えないため
様子を見ることになった。


悲しいけれど
着床はできたなら
子宮内膜の状態は悪くはないだろうと
ポジティブな解釈もした。


数日後、ゆるやかにhcgが下がり
妊娠していないと判明した。


悲しいけれど
2回連続で成功したら超ラッキーだ。

凍結胚はあと1つ残っているんだからと
気落ちしないよう自分の機嫌を取った。





次の移植が待ち遠しかった。

ようやく生理がきて
明るい気持ちでクリニックへ行った。



「まだhcgが残っているので
今周期は移植を見送りですね」


…え?



hcgが低くて
妊娠していませんと言われ、

hcgが残っていて
妊娠できませんと言われる。


早く妊娠したくてたまらないのに、
AMHが低くて焦ってるのに、
周期を見送らないと行けない。



なんて不条理なんだろう。

どこかに怒りをぶつけたくなった。


待合室に戻り
ムカつきが収まらず
今度は泣きそうになった。

というか
涙がぽろっと流れていた。
鼻水も出てきた。


マスク着用必須でよかった。



心が乱れながらも
仕事の用事が迫っていたので
足早にクリニックを出た。


帰宅してPCを開き
テレビ会議に参加して
にこやかな私に切り替える。


物事が進まない1ヶ月の始まりだ。