体外受精に入る前に
いくつか検査をした。
一つは内膜の状態を見る
子宮鏡検査。
胃カメラみたいなものだろうか。
モニターに映る自分の子宮内膜の様子を
見てみてくださいね〜と言われたが
痛すぎてそんな余裕がない。
看護師さんの手をきつく握り続け
頭の中で違うことを唱えながら
早くこの試練が終わるようにと願った。
まず検査してポリープが見つかった。
子宮の入り口に複数あったが
移植する着床場所ではないため
切除手術はせずこのままでいいらしい。
原因不明で割と誰でもできるもので
切除してもまたできたり
自然に消えたりするものらしい。
やや不安だが
手術が不要で一安心だった。
そしてもう一つ、
子宮内膜が少し荒れていて
抗生物質を数日間飲むことになった。
内膜が荒れていると着床しづらいと聞いて
え、それなら人工授精の前に
この検査するべきだったのでは…?
という怒りがわいてくる。
人工授精後に生理が遅れることが度々あり
「着床しかけたのかもですね!」と
ポジティブに言われていたが
子宮内膜症で着床しきれなかったとは
考えられないだろうか。
体外受精で治療費を取るために
人工授精では子宮鏡検査をやらせないのか
とまで疑心暗鬼になった。
薬を数日飲んでほとんどの人が
治るならもっと早くやっておきたかった。
真正面からクリニックに
文句を言う機会も勇気もないので
自分の心に押し込めた。
そしてAMHの再検査もした。
初回検査から1年が経っており、
採卵数に影響するという
残卵数がどれだけ変わっているのか
把握しておきたかったからだ。
結果は1.いくつかで
初回よりもわずかに上がっていた。
残卵数が増えることはないので
誤差範囲にはなるが
この1年で急激に低下していたら…という
心配が薄まった。
いずれにせよ年齢の割に相当少ないので
採卵で苦労するかもしれない。
でもやると決めたのだから
やってみよう。
初めてのことは怖いが
分からないゆえに向こう見ずに
チャレンジできる強さもある。
いよいよ体外受精の準備が整い
採卵に向けて卵胞を複数個育てていく
自己注射期間に突入していった。
