不妊治療を始めようとした矢先に
妊娠したものの2度目の稽留流産。
病理検査は問題なかったが
赤ちゃんの染色体検査をした結果は
"胎児異常なし"だった。
異常がないと聞いて安心したのは間違いで
「胎児にないということは
母体に流産原因がある可能性があります。
連続の流産ですし
不育症の検査をしてみますか」
と言われた。
流産ってほとんどが胎児起因じゃないの?
私の身体に問題があるの?
もしかして1度目の流産も私のせい…?
突き付けられる新たな恐怖。
不育症検査は高額で
たしか15万くらいだったが
夫はお金のことは気にしなくていいと
私の希望を尊重してくれた。
有名な不育症専門の病院に
紹介状を出してもらい
数週間後に運良く初診予約が取れた。
通常3ヶ月待ちだとネットに載っていたが
コロナ期間で少し患者数が減っていたのか
すぐに行けたのは運が良かった。
染色体検査の結果を見せると
「これ、赤ちゃんじゃなくて
あなたの染色体を調べた可能性があるね」
と言われた。
世の人口比を考えると
胎児の染色体はおよそ男女半々になるはずが
46.XX(女性)が出る割合が
不自然に高い調査結果があるらしく
まさに私も46.XXの結果だった。
胎児と母体の組織を区別するのは
ある程度の技量が必要で
検査に誤りがある場合が結構あるそうだ。
そのため今回胎児の染色体に
異常がないとは言い切れないが
母体に不育症の要素がないか
血液検査をすることになった。
数週間後に出た血液検査の結果は
"血液凝固異常がある"ということだった。
(抗第Ⅻ因子抗体というもの)
妊婦は出産時に大量出血で死なないように
妊娠中から血液が固まりやすくなるらしい。
私はさらに異常に固まりやすい体質がゆえに
血栓が出来てつまって胎児に栄養が送れず
育たなくなる恐れがあるそうだ。
告げられる治療法にドキドキしていたが、
『バイアスピリン』という薬を
毎日1錠飲むことで
血栓防止をすることになった。
ひとまず飲み薬でよかった。
血液凝固のもう一つのメイン治療法の
自己注射ヘパリンを毎日2回も打つのは
ハードルが高すぎる。
リンの異常がある人は
薬とヘパリン併用になるそうだが
血液凝固異常だけの人は
まずバイアスピリンで様子を見るらしい。
母体に問題が見つかった悲しさはあるが
原因不明のままよりも
治療法があることに希望を感じた。
薬を飲めばもう大丈夫だろう。
自然妊娠を2回できたし
人工授精を始めたら
きっとすぐ妊娠できそうだと
思っていた。
