[2016年8月4日1時15分]日刊スポーツ
生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表は3日、第3次安倍再改造内閣について、丸川珠代氏の五輪相起用を酷評した上で、「論評するに値しない」などとする、談話を発表した。
小沢氏は、「年金運用に失敗した厚生労働大臣を留任、放射線への無知があらわになった環境大臣を横滑りと、相変わらず理解に苦しむ人事」と指摘。「安倍内閣は、もはや総理のお友達だけの閉鎖的な自己満足集団となっている。1日も早くこの内閣を打倒することが、この国と国民のためになる」とも主張した。
「放射線への無知があらわになった環境大臣」とは、丸川氏のこと。今年2月の講演で、東京電力福島第1原発事故に伴う除染などで、国が長期目標としている年間の追加被ばく線量(1ミリシーベルト)について、「何の科学的根拠もない」と発言していたことが発覚。その後の国会答弁で発言を撤回し、謝罪に追い込まれた。
