生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎共同代表が30日、千葉・幕張メッセで行われた「ニコニコ超会議」の党イベントで、参加者から「女性の口説き方」を問われ、戸惑いながらも『恋愛指南』した。
小沢氏と1分間、面と向かって会談する企画の2日目。若い男性に「どうすれば女性を口説けるか」と、唐突に問われた小沢氏は「おれもあまりモテなかったからなあ。フラれてばかりだったから」と苦笑いしながら、「自分に自信を持つ。自信を持って生きることだ。ふにゃふにゃじゃダメ」と、アドバイスした。
この日は、小沢氏が薫陶を受けた田中角栄元首相について質問する人も多かった。小沢氏は「田中先生は、すぐに実行する人だった。それに、細やかな神経の持ち主だった」と振り返り、「本当のリーダーは細かい気配りが大事。私が以前(目白の田中邸に)後援会の人を連れて行った時、田中先生が自分でイスを並べ、座る場所まで決めた。世話好きで気配りの人。とてもいいオヤジだった」と話した。
その上で、安倍政権への思いを問われると「安倍さんの考えは自民党の考えではなく、自民党は変質した。強い、勝ち残った者だけで、弱い者のことは考えない。根本的な政治の考えが間違っている」と、切り捨てた。
ニコニコ超会議に出展している他党が、来場している若者を意識してゲームなどの企画を打ち出したのに比べ、生活は、小沢氏や、山本太郎氏との会談というシンプルな「どぶ板企画」。来場者やネットユーザーの関心を逆に集め、ブース前には人だかりができ、ネットには「1分間で神対応」などのコメントも寄せられた。
日刊スポーツより