金融緩和は限界ではない。
確かにそうでしょうが、金融政策はあくまでも補助的な政策です。
【ニューヨーク共同】日銀の中曽宏副総裁は12日、国債などの資産を買い入れてきた日本の金融緩和策について「限界が近づいているとは思っていない」と述べ、今後も必要に応じて拡大する方針を示した。米ニューヨークの日米交流機関ジャパン・ソサエティーでの講演で述べた。
日銀が1月にマイナス金利導入を決めたことで、これまで採用してきた「量的・質的金融緩和」が手詰まりになったとの見方が市場に広がったが、これを否定した形だ。中曽氏は「量、質、マイナス金利の三つの次元で追加的な金融緩和策を講じることができる」と強調した。