アメリカ大統領選挙アイオワ州党員集会では、共和党は早々に下馬評でリードしていたトランプ氏が破れました。
やはり、事前の世論調査と本番では投票意識にズレが生じたようだ。
一方、民主党はヒラリー氏サンダース氏が大激戦、開票率96%でも当確が出ない。
ところで、サンダース氏は『自称社会主義者』との枕言葉があります。
自称社会主義者?!
では政策は
(1)全国の最低賃金を15ドルにする。まず政府が率先して実施。
(2)公立大学の授業料を無料化。
(3)全国一律の官営医療保険制度の創設。
(4)全米で、全労働者の病欠の有給化(家族ケア、長期療養も含む)。
(5)リーマン・ショック再発防止のための、厳格な金融業界への規制。
(6)金権選挙撲滅のための政治資金規制。
(7)徹底した温暖化対策。
(8)不法移民の合法化。同時に国境における「壁」建設には反対。
(9)賃金の男女平等。
財源的裏付けのある無しは別として
リベラル思想ど真ん中、そして大きな政府を目指してます。
日本でも、議員定数問題や選挙制度が議論されますが、その際は政府のあり方から議論しないと論点がズレた議論がなされ、有益な制度確立にならないと危惧します。