らしく
書くぞ~~っ!!!!!!
気合入れて書かないと、言葉に「気」が乗らない気がしてね!!!
石巻市 門脇地区
テレビやyoutubeなんかで見たことある人も多いんじゃないのかな?
この看板とかさ
がんばろう!石巻
見たことあるでしょ?
この看板の手前には、大きく
「復興するぞ」
って書かれてる!!
ほんまに大きく書かれてるもんだから
カメラに収まらなかったぜwww
この看板の後ろには、瓦礫の山がいくつもいくつもあり
俺が訪問させてもらった時も、沢山の作業員の方が作業されていた
石巻の瓦礫の量は、どの被災地よりも多く
そのため、震災から1年経った今も、沢山の方が作業されている
まだまだあちらこちらに、生活に必要だった物や
三輪車や自転車
様々な「思い出」が散乱していた
一般的には、瓦礫なんだけど
被災した人たちから言わせれば、瓦礫ではなく
震災被災家具
まぁ、そうだよね
捨てたくて捨てたものじゃないからね・・・
この地区の津波被害も酷く、地盤沈下も酷い
門脇地区の道路もかさ上げしていて
信号機は未だ点滅信号
津波襲来の後には、火災も発生し
翌日まで、助けの手が入らなかったみたい・・・
この地の今を見ようと、観光バスも行き来していて
沢山の人たちがこの地を訪れてる様子
これだけ聞くと、観光地的な感じで
わちゃわちゃしてるように思われるけど・・・
実際、そんなアホもいるのかも知れないけど
ほとんどの人が、車から降りると無言になる
泣いてる人もいる
テレビやネットでは感じられない
被災地の今は、本当に凄まじい
その場所から見る光景は、どんなレンズよりも
鮮明に被災地の今を映してくれる
それは、ダイレクトに心に響いてくる
演出も何もない本当の被災地
何度も何度も言うが
あの場所に立たなきゃわからない
どの被災地もそうだけど
足元を見ると、海の砂なんだよ
津波が来たから当たり前って思う人も居るだろうけど
海の家じゃない、普通の住宅地に海の砂
津波が襲ってきた現実
流された家屋や車を見てるほうが
見ている者に、インパクトや被害の大きさを表す事が出来るだろうけど
足元に広がる海の砂を見ているだけで
その地の悲惨さも伝わってくる
あの地に行かなきゃ見えないものは
そこにあるはずの物が無く
当たり前では無いもの
そこにあることに違和感があるものが
広がっている現実なんだよ
この地が今抱えている問題
この地だけじゃなく、被災地全体が抱えている問題の一つが
瓦礫処理
この地は、すべて津波で流され
その後の火災で燃えてしまい
壊滅状態
そんな場所に、一つのプレハブ小屋を発見
このプレハブ小屋
お菓子やのり
わかめやCDまで売ってる
この地で商売していた人たちが
今まで販売していた物を売ることが出来なくなり
それでも生活のために仕事をしなきゃいけないわけで
そんな人たちが、様々な物を仕入れて販売しているお店
この店に着いたとき
元気な声と、満面の笑みで
「いらっしゃいませ!!」
って声をかけてくれた
その日はびっくりするほど風が強く
寒かったんだけど
「中に入ってお茶でも飲んでって」
って案内してくれて、温かいお茶を振舞ってくれた
そのお店でこんなの見つけたよ
缶バッチ 150円
即購入!!!!
他にも、焼き海苔を購入
最近毎日おにぎりに巻いて食ってます!!!
現地の人と、ボランティアの方とで営業されてたんだけど
実際に、被災された方と話すことが出来た
そこに居たおじさんが、震災時の門脇地区の話をしてくれて
幼稚園バスが津波に飲まれたことや
流されていく町のこと
津波後の火災のこと
亡くなられた方のこと
あの日、この地で起きた事を話してくれた
直接、被災された方から話を聞けるって
とても貴重なこと
「あの日はどうでした?」
なんて、こちらから軽々しく聞けないでしょ??
でも、その人は
色んな事を、俺に話してくれた
そして、問題の瓦礫処理の話をしているとき
その人は涙目だった
「瓦礫受け入れを拒否する前に、この石巻の瓦礫を見てほしい。
その上で判断してほしい」
って・・・
おびただしい程の瓦礫の山
これからもどんどん増え続けるわけで
この瓦礫が無くならなきゃ、この地の復興なんて進まない
「この町を見た上で、瓦礫受け入れを拒否するなら仕方ない・・・
でも、見ないで放射能がどうとかで受け入れてもらえないのは悔しいって・・・」
涙ながらに語ってくれたよ・・・
俺がその人と約束した事は
その内容を、ブログなりなんなりで発信していくよ!!ってこと
この先も書いていきます
様々な問題が、各自治体にあるだろうけど
みんなバスに乗って、直接観に行きなよ?
その上で、その場で踏ん張ってる人に直接話せば良いんじゃない?
その店に居た、もう一人のお父さんとも話した
もともと、その人は衣料品店を営んでたみたいなんだけど
津波で流され、仕事を失い
今はプレハブで海苔やワカメを販売してる人
「ここには本屋さん。ここにはケーキ屋さん。
あの裏には自転車屋さんがあったんだよ。
みんな、流されたよ。
死体も、知ってる人ばかりだったよ。」
って・・・
でもさ、笑顔で話してくれるんだよ
「俺はすぐ高台に非難したから助かった
何も出来なかったよ」
って・・・
笑顔なんだけど
表情や言葉には悲しみが滲み出てて
後悔や寂しさや、罪悪感なども感じられた・・・
何も無いその場所にいるのは
「50年住んできた場所だから
この場所に居ることが落ち着くんだよ」
って言ってた
その場所には、仲間も居て
思い出もあって
歴史も刻まれていて
そのお父さんの全てがそこにあったんだよ
お父さんは笑顔で
「復興なんて進まないよ」
って
たまに、ふと見せる悲しげな顔が忘れられない・・・
それでも
一歩一歩
ゆっくりだけど
ほんの少しかも知れないけど
前に進んでいるお父さん
また必ず会いに来ますって握手をして来たよ!!
写真も快く快諾
掲載もテレながら快諾wwしてくれた!!
人間らしく生きている人
本当に、「らしく」生きてる人だった
また必ず会いに行きます!!!
その後
プレハブ小屋の近くにある小学校へ
この小学校
去年末の紅白歌合戦を見た人ならわかるかも
長渕 剛がこの運動上で歌って
それを中継した場所
写真のお父さんも
「俺も観に行ったよ!!長渕!!」
って言ってたwww
この小学校
津波被害を受けた後
火災で焼けたみたいで
黒くなってた
その周りには、お寺もあり
沢山のお墓があるんだけど
ほとんどのお墓が倒れたまま
中には直した人も居るみたいだけど
ほんとがそのまま
お寺も、屋根と柱以外
何も残っていない
そして、そんな中を
学生たちは登下校している・・・
この子達は、毎日その光景を目の当たりにし
思い出したくも無い事を思い出さなきゃ行けない
子供たちも
被災地の今を受け止めて生活している
今を受け止め
この国をどう見てるのだろ??
被災地で問題になっていることは
瓦礫問題や放射能だけじゃなく
その地に居る人の心の傷
どんなに笑顔で話してくれていても
心の奥底では
悲しみや
苦しみ
生き残った人たちは
自分だけ助かったと言う
罪悪感
被災地だけじゃなく
今の時代
心の傷を持った人は沢山居る
みんな何かしら
悲しみを背負って生きている
俺たち音楽人間が出来ることは
そんな人たちに寄り添う事
音楽の持つパワーは本物で
自然と誰かの心に寄り添えると思う
そんな音楽が必要で
それこそが音楽かもしれない
俺はこれから
個人でも
バンドでも
全国を回るだろう
まだ見ぬ他の被災地も
どんどん回ろうと思ってる
その度に、このブログで発信していきたいし
音楽を届けたい
正直、バンドの事ばかりは書きたくない
応援してくれている人には申し訳ないけど
やっぱり、バンドの事だけ
自分の事だけってのが嫌なんだよ
人間らしく
音楽を続けて行きたいからね!!!
音楽を聴くも人間
作るも人間だからさ
思ったこと
感じたこと
その全てをこれからも発信していきたい
今回お邪魔した
石巻のみなさんありがとうございました!!!!