酒屋の嬢ちゃんよもやま日記 -64ページ目

酒屋の嬢ちゃんよもやま日記

主に、富山県で『太刀山』を醸す吉江酒造の出来事とか、お酒の事とか。

中の人は名古屋でトリマーやっとります。

23(金)吉江酒造の酒蔵に、お邪魔してきましたよ~爆笑

あんまり良い写真はありませんが、ご報告まで。

吉江酒造、3週間前の大雪の時は、こんな状態だったそうで。
えー!!
これ、どこからどーやって中に入るんですかー??( ; ゜Д゜)

いろいろ埋まってます(苦笑)
連日の大雪で、蔵に出入りするのが本当に大変だったそうです。

まー、車で蔵まで迎えに行ってた母は、
腰くらいの高さの雪の中を、ワッサワッサと掻き分けて出て来る父と兄を見て大笑いしてたそうですが(笑)

(お母様、2人が同じ動作でシンクロしてたのが笑いのツボだったご様子。
完全に他人事デスネ―。( ´,_ゝ`))

今は普通に入れるようになりましたよ(^_^)
まだ積もってたけど。

蔵では今お酒造りの真っ最中です。

純米酒の醪(もろみ)。
暗くて分かりにくいですが、
ふつふつプチプチと発酵してましたラブ
良い香りがしとります♪

そんな訳で、純米酒の新酒はもう少し後です。
まだ出来てないのでごめんなさいガーン


お酒を搾る機械があります。
写真の右半分の蛇腹の板の中に、お酒を搾った後の残り粕が入ってます。
この中の酒粕を取らないと、次のお酒を搾れません。
いろいろと作業が遅れてて、手が足りない吉江酒造。

蔵に行く前に、
『粕くらい剥いて来なさい!』
と母に割烹着を渡されていたのですが、
写真撮るだけ撮って、そのまま帰って来ちゃいました。
本当にごめんなさい(笑)
手伝えよ私(笑)


今日は注文が前倒しになり、バタバタと壜燗(びんかん)と呼ばれる火入れ作業。
瓶ごとお湯で温めて加熱殺菌します。

60℃以下だと殺菌が不十分で、65℃以上になるとたんぱく質が変質して白く濁ったりするそうです。

兄ちゃん、ラベルを手貼り。
壜燗直後のラベル貼りは熱くて大変。
でも急ぎの注文だから!
手慣れてるからめっちゃ早い(笑)
あっと言う間に次々と!


因みに、生酒のラベル貼りは、冷たいし寒いからどんどん手がかじかんでくるそうです。
ラベル貼りにも思わぬ苦労が…( ;∀;)



何か無いかなーと、気温3℃の蔵の中をウロウロとするワタクシ。

あ、そーいやいつも搾ったお酒がここら辺のタンクの中に入ってたはず…。

それっぽいホーロータンク発見!
私『この中になんか入っとる?』
父『昨日飲んだやつ。純米吟醸。中見ていいぞ。』

お父様からお許しを得たので、中を確認。
ペロッとシートをめくると…

めっちゃいい香り!!
本当だ!これ昨日飲んだやつや!!
と、香りで分かる。
これが五百石( 使用酒米の品種です。)の香り、と父に言われ♪

この中には大吟醸が。
何これ!
これまためっちゃいい香り!!
これも飲んだやつや!
これは山田錦( 使用酒米の品種です。)の香り♪

今年は寒かったから、じっくりゆっくり発酵されて、
いつもより香りが良くなったそうですよ~✨

お酒造りは、自然の力を借りる作業なので、
その年の気候、蔵の温度などで、お酒の出来ばえが左右されたりもします。
今年の寒さは、うちの蔵にとっては良い寒さとなったようですね♪

吉江酒造はお酒造りのほとんどの行程が、機械に頼らない昔ながらの手作業です。
だからこそ、造り手の気持ちや人となりが、そのままお酒に現れるのだと思います。

私が、キリッとしてて、気骨のある太刀山と言うお酒の奥底に、優しさ、温かさを感じるのは、

頑固。媚を売らない。我が道をゆく。

そんな、酒造りには真面目で厳しい父と兄の、
実は優しい一面をちゃんと知っているからなのかもしれませんけどね(*^^*)

やっぱり父と兄が心血注いで造ったお酒は格別です♪

今、父と兄が造りたいお酒。
今、伝えたい、表現したいお酒。

今年の太刀山も、本当に良いお酒です(*^^*)

幸せっ❤️