開業間もない頃友人から相続税のお客様を紹介され、期限内に申告書を提出し1年ほどたった頃
税務署から調査に来たいとの電話がかかってきたので、その旨をお客様に話して調査に立ち会った。
調査官が、やたらと預金の内容に触れてくるので変だなぁ~と思っていたら、
何と申告書に記載されていない預金と損害保険の積み立てものといった
なんと隠し財産がある事が判明したのである。
え!勘弁してよ~~
それを知った時は、自信があっただけに一瞬頭の中が真っ白になり茫然自失となった。
普通こういう時は、税理士は責任を負わないので調査官にお任せしてもいいのだが
悪魔か天使かわからないけど頭にある考えが閃いた。
財産がそこにあるという事は、修正申告書を出して報酬を請求してもお金が払えるんだなぁ~
それではチョックラ頑張らせてもらいますかぁ~~~
という気になった。
一番面食らったのは、その調査官であった。
この税理士は、突然何を言い出すのか?といった顔つきだった。
共稼ぎの夫婦でご主人が亡くなったのであるが、その預金は20歳そこそこの娘の名義であった。
それに付け加えて、その調査官が自分で判断を下せない半人前の調査官だった事も幸いした。
話を引っかきまわして最終的には、統括官(調査現場の責任者で会社でいえば課長クラス)との最終決着を図り、500万円納めるところを交渉して100万円にしてもらった。
聞くところによればそのお客様は、会社をやっていた時も3年に1回は税務調査を受けるといった
脱税志向の強い法人だったらしい。
果たしてあんなに頑張ってもそのお客様のためになったかどうかは、今でも疑問なんだよねぇ~。
ただ一介の税理士としてベストを尽くした事は、
自己満足かもしれないが紛れもない事実なんだけどねぇ~~。
フ~~~