小松範之です。
緊急事態宣言で、国民が一番気になるポイントは、ズバリ、補償です。「政府の要請通り仕事を休んだら、売上が減ったり失業する。それを政府は、補償してくれるんですか?」と言いたい人も多いです。
これに対して、休業補償はしないというのが、首相の見解です。それならそれで、収入のために仕事に行くしかありません。しかし、通勤の途中や接待中にコロナ感染しても、自己責任となります。
失業しても自己責任、コロナ感染しても自己責任。たしかにこれは、資産持ちではない一般国民にとっては緊急事態ですね。誰もが不安になるのは分かります。
しかし、「政治が悪い!」と息巻いたところで、何も変わりません。なぜなら、今の政治を作っている政治家は、私たち自身が選挙で選んだリーダーだからです。もしも本当に、悪い政治を良い政治に変えたいなら、投票や立候補で変えていくしかありません。
逆に、政治への全面信頼も危険です。なぜなら、国民の大多数が、自分の頭で考えることを放棄した結果、今の政治が許されているからです。「みんなが困っているんだから、悪いようにはしないだろう」と政治に判断を丸投げしたから、今回の補償なし休業要請も成り立つのです。
この局面において、私たちがやるべきことは、2つです。それは、諦めること、そして、記録することです。なぜなら、この二つは、自分だけで始められることだからです。
では、私たちは何を諦めるべきか?それは、政府が自分に補償してくれるだろう、という期待です。例えば、期待している補償額を月額30万円から0円に下げること、それが「諦める」です。これだと、自分の心の中だけで処理が済みます。
政府の対応に期待するから「裏切られた」と感じるわけで、最初から期待していなければ、ガッカリせずに済みます。例えば、いつもあなたを怒る上司が、明日、あなたを怒っても、「またか」と思うだけでしょう。逆に、いつもは優しい上司が、あなたを怒ったらショックを受けます。
このように、期待値を下げることでメンタルのダメージを防ぐことができます。これが、諦めることの効果です。
次に、記録するとは、どういうことか?これは、日記を書くということです。いつ、どんな困りごとが起きて、どんな不満を感じたか。自分のできる範囲内で、どんな対応をしたか?を記録していきます。
日記を書くと、不安が解消します。その理由は2つです。
・自分を客観視できるから
・次回の選挙で、誰に投票したらいいか分かるから
詳しくは、本文に譲りますが、上記2つの理由が、あなたの生活をより良くします。なぜなら、メンタルが改善し、投票によって政治が変わるからです。
今回の記事を読むと、「コロナ休業しても政府から補償されない」という不安が消えます。そして、自宅にこもっていることがチャンスと思えるようになります。そして、家族や同僚に、「大丈夫だよ」と伝えられるようになります。
< 目 次 >
1.政治への期待が、天気予報より外れる理由
2.不安をスッキリ解消する2ステップ
3.諦める力で1年間しのぐ
4.日記をつけるとラクになる2つの理由
5.「何があっても大丈夫」と思えるようになる日記の書き方
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