小松範之です。
「思わずケンカしてしまった!」
自分にとって大切な人と、ケンカしてしまうことって、ありますよね。親子、夫婦、部下や上司、取引先・・・。いくら大切な人と言っても、意見が合わないことがあるのは当然です。人間ですから。
しかし、問題なのは、その後、関係が悪化してしまうこと。もともと、大切な人ですから、二度と会わないということも難しいです。
こんな時、納得がいかなくても謝るべきだという意見もあります。確かに、一時的な怒りを抑え、謝れば穏便にことは進みます。しかし、そればかりだと、長期的には、体や心を病んでしまいます。なぜなら、怒りは生理作用だからです。排せつや睡眠と同じように、生理作用を我慢し続けると心身に不調をきたすのです。
また、ケンカをしても、時間が解決するのを待てばいい、という意見もあります。しかし、これも人間関係をこじらせる原因になってしまいます。なぜなら、お互いでルールを決めないと、時間が経っても、また同じことでケンカをしてしまうからです。
私の知人には、高校生の時に父親とのケンカをこじらせ、40歳を過ぎた今も音信不通になっている人がいます。高校生の段階で、父親との関係を修復していれば、今も健全な父子関係でいたはずです。
相手が、自分にとって大切な人だからこそ、トラブルの際は気を付けなければいけません。理想は、「雨降って、地固まる」です。ケンカのおかげで、逆にお互いの信頼関係が強くなることです。これができる人は、次の3つのルールを実践しています。
1)言うべきことを言う
2)つらさを分け合う
3)具体策を話し合う
かくいう私も、4日前に、妻とケンカをしました。しかし今は、ケンカの前よりも強い信頼関係ができました。それは、やはり3つのルールを実践したからです。
この3つのルールを実践すれば、大切な人との関係を安定的に維持していくことができます。また、昔からのケンカを何度となく繰り返している人も、これを機に、過ごしやすい人間関係に変えていくことができます。
それは例えば、こんなことです。
・上司が自分に一目置いてくれる
・妻や夫が、自分のことを理解してくれる
・子どもが、自分を信頼してくれる
・取引先やお客さんが、自分のファンになる
< 目 次 >
1.あなたは知らないうちにイラついている?
2.怒りの正体はコレ
3.大切な人とのケンカ。3つのルール
4.妻とケンカした翌日、私が目にしたメモ
5.ケンカしてよかったね!
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