小松範之です。
どうしたら部下は、指示通り動くのか?中間管理職に就く方は、頭を悩ませています。これまでの、「叱る、激励する」という方法が、通用しなくなっているからです。
これには、給与体系の問題があります。昇給しないので、モチベーション維持ができない、ということです。会社に長く勤めても、給与が上がらないので、頑張る気持ちも起きないのです。
現に、大手製薬会社に長く勤務する知人も、「給与が上がらない」と嘆いていました。また、私の公務員時代の上司も「昔のように、給与が上がらなくなった」とこぼしていました。
頑張って長く勤めても、給与が上がらない。だから、給与だけで部下のやる気を出させるのは難しいのです。では、やる気のない部下に行動を起こさせることができないか?というと、そんなことはありません。ある方法を使えば、部下は効率よく、仕事をしてくれるようになります。
ある方法とは、次の2ステップです。
1.部下の不快を見つけ出す
2.部下の不快を取り除くお手伝いをする。
この2ステップで、部下は効率よく仕事をするようになります。なぜなら、ありとあらゆる生物は、快を求め、不快を避けるように行動するからです。
やる気の低い部下は、仕事の中でたくさんの不快を感じています。そして、不快から逃れたいと願っています。だから部下に「これをすれば、不快が減るよ」と伝えると、部下は喜んでその行動をするのです。
現に、私が運営する通信制高校では、同じことが起きています。生徒たちにとって、勉強は面倒くさいことです。しかも、勉強をしたからと言って、給料をもらえるわけではありません。
しかし、うちでは生徒それぞれが、自分から勉強に取り組んでいます。そして、進級に必要な課題をこなしています。その理由は、生徒が不快から逃れるのを、私がお手伝いしているからです。
このように、不快から逃れるのを手伝ってあげると、人は自分から動きます。今回の記事を読むと、部下を自ら動く人材に育てる方法が分かります。そして、あなた自身が、監督責任からくるストレスを減らせます。その結果、仕事の効率が良くなり、安心して睡眠を取れるようになるでしょう。
< 目 次 >
1.人は快を求め、不快から逃げる
2.そもそも仕事は不快なもの
3.生徒が自分から勉強する理由
4.部下の不快は宝物
5.不快をザクザク見つけよう!
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