不登校専門コーチ

小松範之です。


イジメは、

親子でも起こりえます。


ネグレクトや性的虐待は、

明らかにそうですね。


しかし、

今回お話するのは

もっと見えづらいケースです。


愛情もって育てている

子どもに対する

親からのイジメです。


私自身も、親として

自戒の意味を込めて

お伝えします。


親から子へのイジメは、

何かと言うと


夢を潰すこと

です。



私がこれまでにお伝えしてきた

イジメのメカニズムは、

こうでしたね。


他人の高いエフィカシーを 

引きずり下ろす。


これを、

親が子にしてしまうのです。


わざとではなく、

無意識にです。


無意識だから気づけない。

だから、やっかいです。


「私は愛情もって

子どもを育てています。」


という親だからこそ

このイジメに気づけないのです。


事実、日本の若者は、

諸外国の若者と比べて


家族と過ごす時間に

あまり満足感を感じていません。


しかし、その一方で

他国の若者と同じように


「愛されている」と

感じてはいます。


平成26年度版 子ども・若者白書

https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h26gaiyou/tokushu.html


この状態を、東大の安冨教授は、

こう表現しました。


「日本の子どもは

高級真綿で首を絞められている」


まさにその通りですね。


「私は親から愛されている」

なのに、


家族と一緒にいて

充足感を感じられない。


それは、なぜか? 


親に夢を否定されるから

です。



子どもが描く夢が、

大きなものであるほど


親は、無意識に

引きずり降ろそうとするのです。


私も、親からは

愛情を持って育てられました。


しかしその一方で、

夢を潰されてきました。


私の子どもの頃の夢は、

いくつかあります。


・お坊さんになりたい。

・漫画家になりたい。

・獣医になりたい。


私が小学生の頃は、

親も夢を受け入れてくれました。


しかし、

私が中学生になると

「そろそろ現実を見なさい」

と言われました。


・そんな職では、食べていくのに

苦労するよ。


・才能がある人しか、なれないよ。


・あなたのためを思って

言っているのよ。


このように、


子どもの高いエフィカシーを

親は無意識に

引きずり下ろしてしまいます。


これが親からのイジメです。


私は、不登校の原因の一つに

親からのイジメがあると

思っています。


不登校の原因は

無気力が4割とされていますが、


夢を徹底的に否定されたら

誰でも無気力になります。


親がすべきは、

子どものエフィカシーを

どんどん高めていくこと。


そのために、

親自身が自分のエフィカシーを

高めていくことです。


かくいう私も、

エフィカシーを高めるよう

毎日取り組んでいます。




あなたも、愛情深い親だからこそ

子どものために

エフィカシーを高めていくことが

できます。



今日のまとめ


子どものために

親はエフィカシーを高めよう!