不登校専門コーチ

小松 範之です。


LINE公式会員の、ある方から

いじめの相談を受けました。


始業式も近いわけですし、

いじめをうけている親御さんの心配は

今、ピークに達していることでしょう。



そこで急遽、

このブログで2回にわたって

回答することにしました。



ご相談内容は、

こうです。


(引用開始)


実は、夏休み前に

○○と同じクラスの子が


イジメを受けている

とその子のお母さんに

聞きました。


先生が見ていないところで

暴力などです。


先生からは

見ていないのでわからない

と言われて、


相手のお母さんも


子どもがやっていないと

言っているから信じている


そうです。


周りの子も見ているのに

心配です。


(引用終了)


学校も相手の保護者も

いじめ自体を

なかったことにしよう

としているんですね。


学校が調査するにしても

長い時間がかかることでしょう。


そこで、まず第一に、

お子さんの

安全地帯を作りましょう。


物理的に我が子を

いじめっ子から

離してしまうのです。


そのための方法は、

3つあります。


1.転校する


2.保健室登校をする


3.教育支援センターに通う


です。


以下、順番に説明しますね。


転校については、

引っ越しをしなくても

大丈夫です。


いじめ被害に遭っていれば

保護者から学校への申し立てで

転校できることになっています。


(参考)1997年文科省通達

「通学区域制度の

弾力的運用について」

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakko-sentaku/06041014/008/003.htm



次に、保健室登校は、

ポピュラーな方法です。


全中学校の90%近くの学校に、

保健室登校をする生徒がいます。

(日本学校保健会 調査 2004年)


三番目に、

教育支援センターは、

不登校生徒が利用可能です。


こちらは、

学校とは別の建物でありつつ

静かに学習が進められます。


しかも、出席扱いになります。


以上3つの安全確保策は、

学校と話し合いの上で、

進めていきます。


この際、必ず

交渉記録を取るようにしてください。


交渉がうまくいっても

いかなくても、

です。


第三者への相談資料を

作っておくのです。


そのために、保護者は、


交渉の日時、場所、

担当者、協議内容を

記録します。


手段としては、


スマホで録音する、

筆記メモする


など。


これらを資料として

自宅のパソコンなどに

保管していきます。


それだけでも、

反撃の準備になります。


次回は、


学校が転校などに

応じてくれなかった場合


についてお話します。



お楽しみに。


今日のまとめ

まずは子どもの安全確保を!