不登校専門コーチ

小松範之です。


フリースクールが、

学校との連携を考える時に、 

大切な視点があります。


それは、

学校が公であるのに対し、

フリースクールは

民間であるということです。


この差を一言で言うと、

運営に税金が使われているかどうか

です。


学校のように、

運営に税金が使われていれば、

公平かつ平等な使い方が求められます。


全ての生徒に、同じ教育を提供する

ということです。


例えば、

みんなで教科書を使い、

同じ時間数の科目を履修します。


一方、民間で運営していれば、

自由度の高い運営ができます。


生徒に合わせて個別に

違う教育を提供することができます。


例えば、

ゲームが好きな子は

とことんゲームをするし、

作曲が好きな子は好きな時間

作曲をします。


その中で、

各自が発見をしたり

お互いに影響を受けて

新しいことに興味を持ったりします。


このように、公と民間、

どちらも一長一短があります。


だから、

どちらが正しくて

どちらが間違っている

というものでもありません。


この世界に

絶対的な正解はないのです。


だからこそ、

公と民のお互いが

子どものニーズに合わせて

補い合います。


それが、

学校とフリースクールの

連携です。


もう一つ、公と民間の

決定的な違いは、

拒否権です。


公が行う教育は、

学ぶ気のある生徒を

断れません。

(それどころか

積極的に授業を妨害する

生徒でさえ排除できません。)


子どもに授業を受けさせるために

税金が投入されているからです。


一方、

民間の教育は、

拒否権を発動する場合があります。


施設の受け入れ能力と

生徒の特性などを比較し、

受け入れ不可能な場合が

あるからです。


もしも、フリースクールが

受け入れ能力を超える生徒を

受け入れてしまったら、

生徒の安全が確保できなくなります。


そういった理由から

フリースクール側が

必要と判断した場合には、


利用を部分的に制限させてもらったり、

個別的な対応をしています。


利用者と施設側が話し合って

合意が成立すれば、

条件は他の人と違っていても

それでいいわけです。


ドライな言い方をすれば、

民間の運営ですので、

商取引の契約と同じです。


民間フリースクールの運営に

税金は投入されていませんから

経済的にも物理的にも

学校と同じ平等は

実現しえません。


しかし大事なのは、

こどもにとって

学校以外の教育の場所が

地域に存在し、

選択肢があるということです。


そのためには、

民間フリースクールの立ち位置を

学校や親が理解し

連携を継続することが

一番ですね。








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【小松範之プロフィール】

1978年生まれ。山口県光市出身。NPO法人まなびデザインラボ理事。山口大学経済学部卒。

不登校専門コーチ、通信制高校「山口精華学園高等学校」周南校の副校舎長、フリースクール「まなポート」運営者。

ひきこもりの就労支援施設でもある飲食店「こばら屋」マネージャー。イラストレーター。

コーチングを活かし、やりたいことだけをやるフリースクール「まなポート」を通じて、まちづくりと教育に関わる。

趣味は、釣り、キャンプ、読書、散歩。好きな食べ物は、豆。

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