小松範之です。


学校に行き、いい成績を取って、

いい大学へ進学。


そのあとは、いい会社へ入って

定年まで勤め上げる。


そんな成功神話を、

ここでは「王道」とします。

 

(実は、この王道自体が

もはや成立しなくなっています。

が、今回は触れません)

 


王道ではなくても、

いわば回り道でも、

やりたいことを成し遂げることは

できます。


というか、世の中の成功者と言われる人は

必ず回り道を通っています。


例えとして、ソフトバンクの

孫正義さんの例をお話ししました。


まなポートだって、例外ではありません。


開校当初、私は、こう思っていました。


「まなポートの生徒と、

地域の大人・子どもが

一緒に遊んだり学んだりできるようにしたい。」


これを達成するために、

まず王道パターンを考えました。


「行政に、フリースクールまなポートを

支援してもらおう!」


この発想には、いくつか根拠がありました。

私は、この案でいけるだろう、と踏んでいたわけです。


根拠とは、

・全国に12万人以上の不登校生徒がいて、

山口県周南エリアでも相当数の不登校生徒がいると

予想できるため。


・それにもかかわらず、周南エリアには

民間のフリースクールがないため。


・まなポートの社会的信頼度が

NPOという法人格で担保されているため。

 

ところが、実際に行政に打診してみると

王道パターンは、

そんなに甘くありませんでした。


まず、まなポートのチラシを

公民館に貼ることさえできないのです。


その理由は、

「チラシに月謝の金額が書いてあるから」

です。


担当者いわく

「月謝制ということは、営利目的ですよね。

公民館は、一法人の営利活動を

助けることはできないんです。」

とのこと。


いや、NPOって

特定「非営利」活動法人なんですけど。


非営利であるこを担保するために、

時間とお金を費やしてNPO法人の認可を

県から受けたんですけど。


また、「完全無償の活動以外は、

すべて営利活動だ!」という理解にも

無理があります。

 

フリースクールは、

不登校生徒を1日お預かりします。


そのためには、大人が専任で

見守らなくてはいけません。


見守る大人は、ご飯だって食べるし、

その間、営利活動に従事できません。


ただ、

社会的使命感に突き動かされてやっている

わけです。


その結果、まなポートの活動を通して、

不登校生徒は居場所を見つけます。


そして、

やりたいことに向かって成長します。


これは、残念ながら学校では

できないことです。


だから、まなポートの活動は、

社会的な意義のある活動です。


にもかかわらず、

行政からの財政的援助は0円。


ならば、活動を継続するには

月謝制でやっていくしかないでしょう。


・・・ということを公民館に説明しても

理解はしてもらえませんでした。


結局、押し問答の末、

「金額を載せなかったら、

チラシを張ってもいいですよ。」

・・・ということになりました。


行政側に、問題の本質は

理解されませんでした。

 

(余談ですが、最近この公民館で

健康食品のネットワークビジネスセミナーが

開講されていました。

あれ?営利活動はダメなんじゃ・・・)

 

話を元に戻します。


王道はダメでしたが、まなポート開校3年目にして

地域の大人や子どもを巻き込んだ

イベントが開催できるようになりました。


ポジこもり会です。


★まなポート音楽部 ポジこもり会

https://www.facebook.com/events/174364846605723/


まなポート音楽部が1泊2日で

アトリエにひきこもって、好きなことをします。


作曲活動、ミニライブ、VR体験、

お寿司の会、周南実話怪談ライブなどなど。


その間、一般参加の方は

いつでも好きな時に来て

帰ることができます。


このイベントには、地域の大人の方々が

たくさん関わってくれています。


そして、学校に通っている子どもも、

参加します。

 

どうして、行政の支援もないのに、

こんなことができるようになったのか?


それは、王道を捨て、回り道を

進んでいったからです。


まなポートの回り道とは、

「作曲しよう」

でした。


作曲活動の過程で、

地元のギタリスト(東さん)にも

出会うことができました。


ポジこもり会の開催にあたっては、

東さんが地元の大人の方に声をかけ

積極的に動いてくれています。


その結果、地元の人に、

まなポートを知ってもらうことが

できるようになってきました。


これは、まなポートが「回り道」を

自信を持って進んでいったからです。


だから、不登校という

「回り道」にいるお子さんも

自信を持って進んでいってください。

 

私たちには、

行きたいところへ行ける力が

あるのですから。

 

そんなことをライブでお話ししました。

 

 

 


君ならできる!


では。

 

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【小松範之プロフィール】

1978年生まれ。山口県光市出身。NPO法人まなびデザインラボ理事。山口大学経済学部卒。

不登校専門コーチ、通信制高校の副校舎長、フリースクール「まなポート」運営者。

ひきこもりの就労支援施設でもある飲食店「こばら屋」マネージャー。イラストレーター。

コーチングを活かし、やりたいことだけをやるフリースクール「まなポート」を通じて、まちづくりと教育に関わる。

趣味は、釣り、キャンプ、読書、散歩。好きな食べ物は、豆。

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nk-coaching@excite.co.jp まで。