小松範之です。
黒歴史、というのはネットスラングで
負の過去、という意味です。
「じゃあ、不登校も黒歴史ですね・・・」
と思ったお母さん、それは違います!
むしろ、お子さんは、
進路決定に有利な力を手に入れたのです。
不登校ということは、
平日の昼間、自由な時間があります。
また、先生や友達から、
命令や強制を受けなくて済みます。
ということは、
好きなことに好きなだけ
打ち込めます。
そのことが、
進路決定の力になる、
ということです。
かくいう私自身も、
黒歴史が力になる、
ということを体験しています。
私の黒歴史が生み出した力は、
「助成金を獲得する能力」
です。
これが今、まなポートの活動に
非常に役立っています。
なぜなら、フリースクールの活動は
国や県・市から一切の援助を
受けていないからです。
(現行の法律では、
フリースクールは教育機関ではなく
営利目的の塾とみなされている)
だから、
民間企業や慈善団体が用意している助成金を
獲得し、活動するのです。
当然、助成金申請には審査があります。
この審査に合格することが、私の得意技です。
なぜ得意なのかというと、
公務員を11年間もしていたからです。
公文書を11年間も作り続けたから、
助成金申請を審査する人の
思考パターンやニーズが分かるのです。
だから、とある大企業の助成金担当者から
来年度からの見本に使わせてほしい、と
オファーが来ました。
「あなたの書いた申請書が非常にわかりやすい。
しかも、問題点の発見や解決方法も、優れている。」
「だから、来年度から申請する人たち用の見本として、
あなたが書いた申請書を使わせてくれないだろうか?」
ということです。
もちろん、その時、私が申請した助成金は
満額合格していました。
(後に、別の事情が生じて辞退しましたが。)
こんな感じで、
今までに獲得した助成金は2年間で
数百万円になります。
確かに、数百万円は、
金額の絶対額としては
大したことはありません。
しかし、NPOにとって、
他の機関から入ってくるお金が
0円か100万円か、は大きな違いです。
だから、助成金を獲得する能力は
まなポートにとって大きな力なのです。
ところが、この力が生まれた原因を探ると、
黒歴史にたどり着きます。
それは、
「自分にとって嬉しくない公務員という仕事を
11年間もしていた。」
という事実です。
人生80年だとして、1/8を
無駄に過ごしたわけですから
私にとっては、黒歴史です。
しかし、逆に言えば、
この黒歴史があったからこそ
まなポートに活動資金をもたらすことが
できるのです。
このように、視点を高めると
マイナスな出来事がプラスだと
分かります。
コーチングの用語でいえば、
抽象度を高める、
ということですね。
抽象度については、
こちらの本に分かりやすく書いているので
ここでは説明を省略します。
●立ち読みしなさい!苫米地英人・著 ありがとう出版
とにかく、ここまでのお話で
私が不登校のお子さんに伝えたいことは
↓です。
つまり、
抽象度を上げましょう、
です。
もちろん、親御さんも
抽象度を上げていきましょう。
抽象度を上げれば、
無駄な出来事なんて一つもない。
視点が自由自在になるからです。
黒歴史でさえ、自分の進路を決定する上での
大きな力に変わります。
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1978年生まれ。山口県光市出身。NPO法人まなびデザインラボ理事。山口大学経済学部卒。
不登校専門コーチ、通信制高校の副校舎長、フリースクール「まなポート」運営者。
ひきこもりの就労支援施設でもある飲食店「こばら屋」マネージャー。イラストレーター。
コーチングを活かし、やりたいことだけをやるフリースクール「まなポート」を通じて、まちづくりと教育に関わる。
趣味は、釣り、キャンプ、読書、散歩。好きな食べ物は、豆。
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