小松範之です。
不登校で、
自分のことだけに目が向いていると
不安で息が詰まってしまいます。
例えば、
同級生に勉強が
追い付けなくなったらどうしよう
・・・とか
みんなと同じように
全日制の高校に行けるかな
とか。
そんな時は、
自分の住む町がこうなったらいいな!
というゴールを設定してみたらよいです。
そうすると、我がまちで
起こっていることに興味が湧きます。
その結果、
今まで気づかなかったことに
気づけるでしょう。
こんな面白い人たちがいたのか。
とか、
こんな面白い場所があったんだ?
とかね。
それが進路を見つけるということに
つながるわけです。
まなポートは、設立の最初から
不登校とまちづくりを
テーマにしています。
まなポートには、
「わが町がこうなったらいいよね」
というゴールがあるわけです。
だから、まなポートには、
所在地である山口県周南市の情報が
人を介して、どんどん入ってきます。
地域情報誌にも目が留まります。
すると、わが町の変えていくべき点が
死ぬほど見えてきます。
死ぬほど、というのは比喩ではなく
本当に死ぬ人が出るレベルです。
なぜなら、まちは、私たちの
必死の税金の上に成り立っているからです。
私は市役所時代に
徴税事務を担当していましたが、
納税の話をしていた相手が
突然死をしました。
理由は、おそらく自殺です。
1週間前まで普通に話していたのに
突然、死亡届が戸籍係で受理されたのです。
税金を滞納するぐらいですから、
その他の借金もあったに違いありません。
支払いが苦しかったのでしょう。
その方は、
精神的に追い詰められていたのだと思います。
死と税金は避けられないと言いますが、
まさにそれ。
善良な納税者だって、
いつ行政から苛烈な追い込みをかけられるか
分かりません。
会社が倒産したとか、
まち自体が再建団体に転落したとか。
命がけで納税している以上、
市民として、行政のする仕事に
興味を持つのは当たり前のことなんです。
しかも、行政の仕事というのは
スケールが大きいので、
3代にわたって影響が及ぶことなんか
ザラです。
例えば、54億円をかけて駅に
TSUTAYA図書館を作る事業。
メンテナンスなどのランニングコストは
市民が負います。
しかも、今の大人だけじゃなく、
将来の大人、つまり、子どもも
です。
そうなると、
不登校だろうがなんだろうが、
自分のまちのゴールをもっていないと
いけません。
「偉い人」任せで、
まちのゴールを委ねていては
一方的に搾取されるだけになっちゃいます。
ここまで重い話が続きましたが、
これはチャンスでもあります。
なぜなら、進路決定をするときに
学校ではこんなことを
決して教えてくれないからです。
だから、このブログを見ている
不登校の親御さん、お子さんは
独自の視点を持つことができます。
独自の視点を持って活動する人は
その分、知識と経験を積みます。
その経験値が、
進路決定に必ず役に立ちます。
★精華学園高等学校 周南校!
見学会開催 2月25日
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1978年生まれ。山口県光市出身。NPO法人まなびデザインラボ理事。山口大学経済学部卒。
不登校専門コーチ、通信制高校の副校舎長、フリースクール「まなポート」運営者。
ひきこもりの就労支援施設でもある飲食店「こばら屋」マネージャー。イラストレーター。
コーチングを活かし、やりたいことだけをやるフリースクール「まなポート」を通じて、まちづくりと教育に関わる。
趣味は、釣り、キャンプ、読書、散歩。好きな食べ物は、豆。