小松範之です。


不登校の相談をするには、

相談相手の事情を知っておくことも

大事ですよ。


なぜなら、悩んでいる

お子さん・お母さんにとって

結果が大事だからです。


結果というのは、

子どもへの向き合い方が分かった

とか

お母さんの気持ちが明るくなった

とか、

前向きなアクションにつながる変化のことです。


ところが、相談先によっては

結果を出す必要がない機関もあります。


相談先には相談先の

事情があるからです。


それはどういうことかというと、

「立場」です。


立場が守られるなら、

必ずしも結果を出す必要がない、

というわけです。

 

例えば、県や市が運営する

不登校相談窓口。


ここには、ここの事情があります。

それは、

「生徒が学校に戻ることを前提として

相談しなさい」という義務があること

です。


なぜなら、法律上、

「不登校生徒は学校に戻りなさい」

と解釈されているからです。


仮に、相談員が

「この子は、学校に戻らなくても、

独自の方法で成長できるでしょう」

と思っても、立場上、言えないのです。


ということは、学校に戻ることが

適切とは思えないお子さんを

県や市に相談しても

時間の無駄ということになります。


無駄どころか、

期待して落胆するだけ、

ダメージがあります。


また、民間のカウンセラーについても、

事情があります。


民間カウンセラーは、

臨床数を上げることが

目的になっている場合があります。


なぜなら、臨床数はカウンセラーにとって

実績になるからです。


実績があれば、クライアントが集まって

収益が上がる・・・


という発想です。

銭っ子パターンとでも呼びましょう。


銭っ子パターンの場合、

臨床数を上げることが第一目的です。

だから、相談の結果がどうなるかは

銭っ子には関心がないのです。


そんな一例が、私にもあります。


私のところに、ある公的機関の

相談センターの人から

電話がありました。


「NPOのための相談会をやるから

来てください。申し込みが遅くなると、

もう席がなくなりますよ。」


と、一方的にまくし立てて

電話を切りました。


実はその時ちょうど、

専門家に相談しようかなと

思っていたこともあったのですが、

その相談会には行く気がしません。


電話をかけてきた人が私に

質問をしなかったからです。


「まなポートさんは、

相談したいことはありますか?」

と一言質問をされたら

話そうと思っていたのですが。


「私は、あなたの事情を無視して

一方的に話すけど、相談に来なさいよ」

って言われて、

相談に行きたくはなりませんよね。

 

きっと、その人は

相談会を開催することが

目的になっているのでしょう。


ひょっとしたら、相談会を開くことで

国から予算がもらえるのかもしれません。


この例もやはり、銭っ子パターンです。

それはそれで、可哀そうな生き方なので、

同情します。

 

もちろん、逆パターンもありますよ。

誠実パターンです。


例えば、民間のカウンセラーの場合。

 

腕のいいカウンセラーだから、

クライアントが自然と集まって、

臨床数が結果的に多い。

・・・というのが、

誠実パターンです。


当然、あなたは

誠実パターンに相談したいですよね。


しかし、これから相談する先が、

どちらのパターンなのかは、

調べてみないとわかりません。


事前に電話をかけるなどして、

会話のやり取りをしてみたらいいですね


先方が質問してきて、

あなたのことに興味を持つのなら、

誠実パターン。

 

 

それとは反対に、先方が

予約の手続きなどを一方的に話すようなら

銭っ子パターンの可能性が高いです。

 

いずれにしても、

相談をして結果を出したいなら、

相談先の事情を情報収集してからに

しましょう。


大事なのは、子どもにとって

どんな効果があるか、

という一点です。

 

子どもが、自由と責任を身に付け

ハッピーに生きることを

 

親が目標にしていれば

いい相談先にも出会えます。

 

 

 

 

★まなポートに通いながら

高卒資格が取得できます!

精華学園高等学校 周南校

生徒募集!

お問い合わせは、まなポートHPへ。

 

★まなポートHP
http://manaportschool.wix.com/manaport


★まなポートFBページ
https://www.facebook.com/


★まなポート公式LINE@

会員限定イベント情報をお届けします。

下のQRコードをスマホで読み取れば、

登録できます。


【小松範之プロフィール】

1978年生まれ。山口県光市出身。NPO法人まなびデザインラボ理事。山口大学経済学部卒。

不登校専門コーチ、通信制高校の副校舎長、フリースクール「まなポート」運営者。

ひきこもりの就労支援施設でもある飲食店「こばら屋」マネージャー。イラストレーター。

コーチングを活かし、やりたいことだけをやるフリースクール「まなポート」を通じて、まちづくりと教育に関わる。

趣味は、釣り、キャンプ、読書、散歩。好きな食べ物は、豆。