小松範之です。




私が相談を受ける中で


不登校のきっかけとして依然として多いのは


いじめです。


「小学校まで親友だった子が


他の子をいじめているのを目撃してしまった」


「小学校まで人気者だったのに


中学で部活に入ったら先輩からいじめられた」



そういう理由で


不登校になってしまうパターンが


あるんです。


それぐらい、いじめのインパクトって


大きいわけですね。


いじめの何が怖いかというと


原因が分からないことです。


・なぜ、いじめられなければならないのか?


・誰がいじめの主犯なのか?


・関係者はだれなのか?


原因を考えたり調べても


答えがよく分からないんです。


さらに、LINEいじめなど、


いじめも「情報化」していますから、


なおさら外部の人には分かりません。


「うちの子がどうしていじめに?」


という原因を明らかにすることは


なかなか大変だ、ということなんです。


でも、コーチングの理論を使えば、


いじめの原因を理解することはできます。


いじめを起こす原因、それは


エフィカシーが低いから。


エフィカシーとは、


ゴールの達成能力に対する自己評価


のこと。


簡単に言えば、


僕は何でもできる!という確信度のことです。


この確信度が高ければ、


自信を持ってやりたいことを何でもやります。


また、自分よりすごい人が目の前に現れた時


「いいね!」と素直に受け入れることができます。


なぜなら、


「僕だって、こんな人になれる!」


と思うからです。


逆に、エフィカシーが低いと


他人を引きずり落とすようになります。


つい最近聴いた事例で、こんなことがありました。


小学校1年生のA君が「学校に行きたくない」


と言い始めました。


お母さんが理由を聞いてみると


「お友達B君が、お弁当に砂を入れたから」


というのです。


担任の先生とB君のお母さんに事実確認をすると


まさにA君の言う通りのことが


起きていたそうです。


後日、B君とお母さんが、


A君に丁重にお詫びをしに来ました。


A君は、「いいよ。でも、もうしないでね」


と言ってB君を許してあげました。


ところが、次の日、B君が学校で


A君に言ったそうです。



「また砂を入れてやるからな。」


それにショックを受けたB君は


小学校1年生ながら、


不登校気味になってしまっています。


実は、私は、


砂を入れたA君のことを幼稚園の時から


知っています。


彼は、もともと、


友達に意地悪をするような子ではありません。


だから、A君のお母さんも悩んでいるようです。


A君のお母さんいわく、


実はA君自身が入学当初から


「学校に行きたくない」


と毎朝、泣いているというんです。


行きたくないところ(=学校)に


毎日連れて行かれる、という状態が


A君のエフィカシーを下げているのでした。


エフィカシーが下がったA君は、


無意識的に、学校に行きたくない人を作ろうとします。


A君は、自分が「つまらない」と感じている学校で


楽しく過ごしている人を許せないのです。


そしてB君の弁当に砂を入れる、という


行動に出ました。


そしてダメ押しの


「また砂を入れてやるからな」という言葉です。


エフィカシーが低いと、いじめを引き起こす。


この仕組みは小学校でも中学校でも変わりません。



なぜなら、エフィカシーは誰もが持っている


心の仕組みだからです。


だから、いじめた子、いじめられた子


両方にとって、エフィカシーを上げる教育が


必要です。


子供のエフィカシーを上げる方法については、


あまりに長くなるので、



また回を改めて書いていこうと思います。


ありがとうございました。


★まなポートHP
http://manaportschool.wix.com/manaport

★まなポートFBページ
https://www.facebook.com/

★まなポートラジオ聴き放題!youtubeチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UC21MFyOg1AVGWeuNpvQIRWw


★「不登校だからこそ夢が叶う!7日間講座」

お申込みいただいた方全員に無料メール相談7日間をプレゼント!
http://www.reservestock.jp/subscribe/39152