小松範之です。
年度末で「忙しい」という人が多いですね。
「忙しい」という言葉が口癖になっている人は
要注意です。
なぜなら、「私は忙しい」と
自分に言い聞かせることになるからです。
忙しいという信念を強化するための物事しか
見えなくなってしまうのです。
結果、ずっと忙しい状態になってしまいます。
そもそも、「忙しい」と言っている人を
良く観察してみると、
現状維持にてんてこ舞いになっている人が
ほとんどです。
やりたいことをやっている人は、
「忙しい!」とは言いません。
はたから見て忙しそうなだけです。
例えば、
ニンテンドーDSを夢中でやり続ける小学生は、
「あ~、忙しい!」なんて言いません。
単純に、やりたいことをやっているだけです。
はたから見て忙しいか、
自分で忙しいと思っているか、
大きな差ですね。
つまり、
自分で忙しいと言っている人は、
そのタスクが本当にゴールから見て必要なのか
考えたほうがいいということです。
もっと大きな視野で話すと、
被支配者を忙しくさせるというのは、
支配者側の統治手段でもあります。
僕は最近、
「カムイ伝」を読み直したわけですが、
その中でも農民は、365日、
常に作業を強いられています。
「日々忙しくせよ!勉学などしてはいかん!」
という世界です。
つまり、農民が勉学にいそしんで、
現体制への疑問を持ったりしたら、幕府は困るのです。
21世紀の日本は、
江戸時代より物質的にはるかに豊かになったはずです。
なのに、
なぜこうも「忙しい」「忙しい」と言っているのか?
答えは、「忙しくさせられている」からです。
満たされることのない欲求を植え付けられて、
それを満たすために「忙しく」なる、という循環です。
抽象度を上げれば、すべてのことは「どうでもいい」です。
ご飯がおいしいとか
着るものがかっこいいとか
それぞれの機能だけ見れば、
味や見た目なんてどうでもいいわけです。
自分のゴールだけが価値を持ちます。
自分のゴールが、
あらゆるものの機能を決めるからです。
だから、ゴールのことだけを考えて、
ゴールのためだけに行動したらいいですよ。
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