「何も悪いことをしていないめぐみたちが帰国できないのに、拉致をした人たちの
子供が帰ってきている。その子供が『日本のために』と(選挙に)立ったって信じられない」。
インタビュー冒頭、早紀江さんはこう切り出し、怒りをあらわにした。
菅首相の資金管理団体「草志会」は平成19~21年、市民の党から派生した
政治団体「政権交代をめざす市民の会」に、計6250万円を献金していたことが判明した。
菅首相は国会で「団体が(拉致犯と)関係があることを知らなかった」などと
釈明したが、早紀江さんは拉致被害者家族会の増元照明事務局長に
「吐き気がするほど具合が悪くなった」と話した。