急速な円高の中で個人投資家が円売り・外貨買いを拡大している。
東京金融取引所の外国為替証拠金(FX)取引「くりっく365」では、
24日時点で、円に対するドル、オーストラリアドルなど外貨の買越額が
54万9818枚と、55万枚(約4700億円)に迫り、過去最高を更新した。
個人は今の円高を「行き過ぎ」と判断しているようだ。
円相場が対ドルで一時、1ドル=83円台と約15年ぶり高値まで急伸した24日、
個人のドルの対円買越額は約16億ドル(約1300億円)と、前日に比べ約1億ドル、
前週末と比べ約2億5千万ドル増えた。
米ドルだけでなく「豪ドルや英ポンド、ユーロを買う動きも目立った」(セントラル
短資FXの須藤博史氏)という。