rasa2009のブログ
 梅雨前線の影響で南から暖かく湿った空気が入り込んで和歌山県内は、7日未明から局地的な豪雨に見舞われた。田辺市内で水田の様子を見に行った同市秋津川、電気工事業、丸山充男さん(64)が川に流され死亡。同市湊で民家が倒壊して火災が発生、同市芳養地区で土砂崩れが起き、それぞれ1人を救出した。田辺市とみなべ町では計約200世帯に避難勧告が出た。

 県と田辺市によると、満潮と大雨が重なって河川が逆流するなどしたため、田辺市の沿岸部を中心に床上約60戸、床下約150戸の浸水が発生した。南部川でも同日朝、みなべ町内ではんらん危険水位を一時超えた。

 県教委によると、同日午前8時半現在、公立幼稚園・学校のうち1校が休校、132校園で自宅待機措置を取っている。

 和歌山地方気象台によると、降り始めの5日午後2時~7日正午の雨量は、同県白浜町白浜で245.5ミリ、田辺市栗栖川で225.5ミリを記録した。

 阪和自動車道は法面の崩落で、印南IC-南紀田辺IC間が上下線とも通行止め。また、JR紀勢線は白浜-岩代間の徐行運転の影響で、運休や最大55分の遅れが生じている。【最上聡、吉野茂毅、川平愛】

秋津川氾濫の恐れ200世帯に 避難勧告



7月7日 10時5分


暖かく湿った空気が次々に流れ込んでいる影響で、和歌山県内では大雨が降っており、田辺市は、市内の川がはんらんするおそれがあるなどとしておよそ200世帯に避難勧告を出して警戒を呼びかけています。

気象台の観測によりますと、和歌山県には、南から暖かく湿った空気が流れ込み、県の中部や南部で強い雨が降っています。5日の降り始めから午前9時までの雨量は、白浜町白浜で245.5ミリ、田辺市栗栖川で225.5ミリなどと200ミリを超えているところがあります。これまでの大雨で地盤が緩くなっており、土砂災害の危険性が高まっているとして気象台と和歌山県は、田辺市、みなべ町、上富田町、白浜町に土砂災害警戒情報を出して警戒を呼びかけています。また、田辺市は、左会津川がはんらんするおそれがあるなどとして古尾地区の100世帯と稲成町の100世帯に避難勧告を出し、近くの小学校などに避難するよう呼びかけています。みなべ町も、堺地区の3世帯に対して避難勧告を出し、避難を呼びかけています。和歌山県内では7日昼前にかけても局地的に雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象台は、土砂災害や河川のはんらんなどに警戒するよう呼びかけています。



http://www.nhk.or.jp/news/k10014096691000.html