地検は無罪判決を不服として控訴。大阪高裁での控訴審に向けて補充捜査を進めている。
(2009年1月15日12時12分 読売新聞)
羽賀被告無罪の決め手、元歯科医が偽証か
未公開株の譲渡をめぐり3億7000万円の詐欺と恐喝未遂罪に問われたタレント羽賀研二(本名・当真美喜男)被告(47)の公判で偽証した疑いがあるとして、大阪地検が被告側証人だった元歯科医宅を家宅捜索し、任意で事情聴取したことが15日、分かった。元歯科医は羽賀被告の知人。大阪地裁は昨年11月、元歯科医の証言を重視し、羽賀被告を無罪とした。
検察側は、羽賀被告が01年に被害者とされる知人男性から、医療コンサルタント会社の未公開株購入を手配するよう依頼された際、実際の3倍の価格を説明し、代金と手数料を詐取したなどとして、07年に起訴した。公判では、この知人が株の元の価格を承知した上で高値で買い取ったかどうかが争点となり、証人となった元歯科医は昨年8月「被害者は元の価格を知っていた」などと証言した。
検察側は、羽賀被告が01年に被害者とされる知人男性から、医療コンサルタント会社の未公開株購入を手配するよう依頼された際、実際の3倍の価格を説明し、代金と手数料を詐取したなどとして、07年に起訴した。公判では、この知人が株の元の価格を承知した上で高値で買い取ったかどうかが争点となり、証人となった元歯科医は昨年8月「被害者は元の価格を知っていた」などと証言した。