おい、あの兵士たち なんだよ。俺が 魔術師だって ばれたのか?
もしくは 今日の 昼の仕返しか?
だけど、こっちに向かってくる奴の中に 今日 昼会ったやつはいないし、
シェスカも俺の横から顔を出して 見ている。
ただ、意外にも兵士達は 声をかけることも無く 俺たちの前をそのまま通り過ぎていった。
でっ、シェスカは 兵士の一人に声をかけた。
「何があったんですか?」
「一般市民には 関係ない。」
俺はわって入った。
「関係ないこと無いだろう。俺等が税金払って あんた等生きてんだろう。」
「おい、お前は 誰だ。」
「それ言われたの二回目だな。もう、同じ事言いたくねえよ。まぁ、この話は置いといて。
こっちも情報提供してんだから お前等も教えろよ。」
兵士は 急いでいるように見えた。
「これは、企業秘密だ。海王神教会が例の侵入した魔術師をかくまっているらしい。」
「おい、それは 本当なのか?」
「何故、そう言うんだ?」
いや、それは 俺が その例の侵入した魔術師だからだよ。
「いや、なんてか。教会がそんなことしそうじゃねえみたいだから。」
「これは、上の極秘の情報だから。俺たちも 情報源は分からんのだよ。」
「あぁ、そうか。ありがとう。ちなみに あんたの名前は?」
「俺は カイム だ。じゃぁな。」
多分、王貴族は 反乱の余興が分かっていたのだろう。しかし、動けなかった。
夜中に 教会へ 入ろうなど 容易な事ではない。それで 魔術師が紛れ込んだってことにしたんだ。
しかも、あの兵士達はその事を教えられていない。うまい事 俺を利用したわけだ。なんかむかつく。
このままだったら レイ は 捕まるだろう。また、住人に対しても厳しくなるだろう。
ここは、いっちょ 本物の 魔術師が行ってやるか。
「ラオスさん、兄はどうなるんでしょう? 捕まるんでしょうか?」
「シェスカ、俺に教会の行き方を教えてくれ。レイは俺が助ける。」
「でも、どうするんですか?」
「シェスカ、俺は お前に隠してたことがあるんだ。 俺は マジシャン (魔術師) だ。」