(前回からのつづき)
いよいよニャジプトの周辺が騒がしくなり
女王・ラムーセスもまた、国を守るための
まつりごとに多忙を極めていた。
夢見の庭園での太陽神との語らいは
久しく遠のいたまま…。
ニャッシリア…ニャビロニア…
ニャッタイト…ニャンディア…
どこの王もみな




領土を広げ、富を増やし、自国の猫民を使い…
無益な戦を繰り返している…。
この日も北のカルニャック神殿と
南のルクニョールから神官たちが馳せ参じ
ニャジプトの国境の危機を報告した

古代ニャジプトは母なるニャイルの恩恵の元
水清く、大地は潤い、猫民の団結も強い![]()
太陽神アメン・ラーの富国として
ましてやピラミッドや大神殿を築き
広大な国土と猫民のぐうたら生活を営む
ニャジプトは周辺の王たちに魅力的すぎた![]()
ラムーセスは、神官たちや
国境を警護する将軍たちの報告を受け、
海軍の配置とダム建設の計画を急がせた。
この偉大な女王が命ずれば、
ビールを好み、パンを焼き、ニャイルの魚で
ぐうたらパーティを繰り返す猫民も
一気にテンションが上がるのだ
城内の兵を全て国境に配置します
何としても無防備な猫民を守るのです
ラムーセスは、海と砂漠の地図を瞬時に計算し、
東西南北…全警備体制を明確に指示した
だがそれではラムーセスの宮殿の警備が
気品に満ちた、この女王は静かに笑った。
民を大事にできないものが
民を治められる資格はない…
命に差はなく、重いも軽いも最前線も最後方も
早い遅い、大きい小さい、厚い薄い…
そんなものは言葉でしかない。
…
…
…
誉れある女王の指針に
皆
が
ひ
れ
伏
し
た


と…
その時![]()
陛下
わたくし共をお忘れですか![]()
宰相・ユウホテップに連れられて
謁見の間に、白銀の騎士軍団が…
ラムーセスの見覚えのある
かの騎士たちが…1年ぶりに現れた…![]()
1年に一度の
かの
者たちが…![]()
(つづく)
【編集後記:このシリーズ…1年たったんですな~】







