ミッドナイトキャッスルⅡ深夜… ラムーセスの褥に… かすかな物音が… 小さな小さな足音だ。 以前遊んでやった… 子供らだった。 ラムーセスが作ったネズミ公園に 引っ越すという。 「猫の女王さまありがとう」 「猫の女王さまさようなら」 ラムーセスは立ち… 柔らかい手で子をなでた。 元気でな… 少し離れた所で 母ネズミが頭を下げた。 行き場を失ったネズミたちの新天地も ラムーセスの国家である。 彼女は猫だけでなく、 生きとし生ける者全ての幸せを 常に考え続けている…。 「ラムーセス女王の日記(出展不明)」より