この本に出合ってしまったことを後悔した。
前に進むことがない恋愛の絶望を知っているから。
私はもちろん妻子がいる男性を好きになったわけじゃない。
でもこの先約束された付き合いではなく、
待っているのは、きっと別れしかない。
でもこの主人公よりも私はきっと絶望を知っている。
主人公の恋人のように一緒に絶望を感じてくれる相手ではない。
絶望を感じていても、それを大丈夫と言ってくれる人でもないし
少しでもその絶望を取り除く妄想をさせてくれる相手でもない。
だからきっと主人公の方が幸せだと思った。
それが悲しく、より一層私の絶望を濃くしたのだけど…。