BOOKデータベースより

「数千の男女が蠢き、夥しい金が動く。幻の花が咲く街・吉原。
遊女たちの命を次々に奪う病の正体は!?

おゑんは、複雑な事情を抱える女たちを診ることを生業とする闇医者だ。

吉原の廓・美濃屋で花魁の安芸を診察した帰り、甲三郎と名乗る謎めいた男がおゑんに声をかけてくる。

美濃屋の主・久五郎と吉原の惣名主である平左衛門のもとにいざなわれたおゑんは、

三日前に倒れた遊女・春駒を診て欲しいと二人に頼まれる。

しかし、これまでおゑんが見たこともない症状で病み窶れている春駒は、

治療も虚しく命を落としてしまう。

平左衛門によると、最近、同様に亡くなった遊女は春駒で三人目だという――。」

 

ようやく、図書館予約の順番が回ってきましたこちら。

台詞のやりとりが中心で話が進むのですが、

ちょっとクセが強めで、もってまわった感じもしないでもないですが

先が知りたくて、ページをめくる手が止まらなくなってしまいます。

決着も、しっかり、納得できる感じで、また、シリーズを追っかけたくなります。

今回、初登場の甲三郎のキャラクターがよくて、

映像化するとしたら、誰かな~と考えるのも、楽しみ。