BOOKデータベースより
「俳句と小説の新しい出会い。
17音の奥に潜む繊細で彩り豊かな12の物語。
宮部みゆきが深い洞察力と鑑賞力で12の俳句から紡ぎだした玉手箱。
社会派からホラー、SFに至るまで、あらゆるジャンルに足跡を残してきた宮部文学の新たなる挑戦!」
宮部みゆきさんの句会仲間の方々の俳句から
想像力を働かせて、書かれた短編集です。
実験的な作品なのか、
あまり好みでない作品もありましたが、
さすが、稀代のストーリーテラーと思わせる作品もあって、
読み終わったら、誰かに話したくてたまらなくなる作品も。
「山降りる旅駅ごとに花ひらき」
「冬晴れの遠出の先の野辺送り」
「薄闇や苔むす墓石に蜥蜴の子」
が私は好きでした。