BOOKデータベースより

 

「年を重ねるということは、おなじ相手に、何回も、出会いなおすということだ。

出会い、別れ、再会、また別れ―。

人は会うたびに知らない顔を見せ、

立体的になる。

人生の特別な瞬間を凝縮した、名手による珠玉の六編。」

 

↑をみると、しっとりとした夫婦もの短篇集かと思ったら、

だいぶ違ってました。

期待はずれとかではありません。

読んでる間、ホントに楽しかった。

森さんらしい、短篇集。

主人公もそれぞれ違うし、

書き方も、すごく日常的な感じだったり、寓話的だったり。

日常の一コマに見えるけど、

人生の奥深いところに繋がっているようで。

でも、なんだかコミカルで、あるある~って共感しながら笑えたり。

ずーんと人間の愚かさと恐怖を感じたり。

 

出会いなおし

カブとセロリの塩昆布サラダ

ママ

むすびめ

テールライト

青空

 

読む人の年代や性別や気分によって、好みは分かれそうですが。

私は、「出会いなおし」と「カブとセロリの塩昆布サラダ」が

すごく好きでした。