BOOKデータベースより

「土地も金も水も米もない、ないない尽くしの藤戸藩に、

道具役(能役者)の長男として生まれた屋島剛は、

幼くして母を亡くし、嫡子としての居場処も失った。

以来、三つ齢上の友・岩船保の手を借りながら独修で能に励んできたが、

保が切腹を命じられた。

さらに、藩主が急死し、

剛が身代わりとして立てられることに。

そこには、保の言葉と、藩のある事情があった―。」

 

何を読んでも、ハズレがない、どころか

かなりハイスコアな青山さんです。

「能」が藩主の社交の道具だった時代のお話です。

グッと来るところは、何箇所もあるものの

いかんせん私自身に「能」に対する、知識がほとんどないので、

(おそらく、的確な描写と予想されるものの)読む方が、

ついていけないところが多く(汗)