内容紹介より

「人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰!

江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。 

塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、

家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。 

亡者を起こすという“もんも声”を持った女中が、

大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。

屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。

百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、

三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた

選りぬき珠玉の全五篇。

人の弱さ苦しさに寄り添い、心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇!」

 

今回も、時を忘れて、読んでしまいました。

時代を超えた、人間の愚かさ、弱さが、描かれた物語。

文庫になっていないので、図書館で借りて読んだのですが。

手元におきたい感じ。

文庫化されたら、買いたいです。