BOOKデータベースより

「三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。

幼なじみとの祝言をひかえた娘や

田舎から江戸へ来た武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、

おちかの心の傷も癒えつつあった。

ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。

男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。

童子に隠された恐ろしき秘密とは―三島屋シリーズ第三弾!」

 

遅れてきたファンです。第3弾まで来ました。

私自身、シリーズ物を追っかけてても、途中で息切れするタイプで。

第3弾くらいで、もういいかな~なんて思うこともあったりなんかしますが。

本作も、素晴らしかった。

不思議ものがたり、江戸時代のお話と見せて、

現代にも通じる、リアルな心の闇だったり、群集心理の怖さだったり

人間の本性を描き出す作品。流石です。