そろばん教室の2人に芽生えた思い(「願いましては」)


日本一空気を読まない中学3年生鷹野。


クラスに漲る負のパワーに彼は--?(「ハードボイルドなあいつ」)


住宅ローンにパワハラに、転職婚活株価に過労―大人はもれなく大変だ。


でも、中3男子にゃかなわない。


痛くてバッカみたいで、愛おしい―思春期4人の必死な日々。


中学んとき/久保寺 健彦


¥1,575
Amazon.co.jp


はじめましての作家さんです。
短編集ですが、近頃流行っているような、短編と短編がどこかで繋がって…というタイプでは、ありません。
地方の同じ市内の中学三年生の男の子が主人公で
この年代の男の子に特有の性の悩みとか、将来への不安とか、イジメとかを軸に
色々なタイプの男の子をリアルに描いています。
テンポが良くて、ページをめくる手が止まりません本
適度にユーモアが利いていて(特に「ハードボイルドなあいつ」は秀逸ですひらめき電球)、
それでいてグッと考えさせる部分もありまして
楽しめましたニコニコ

小学生の息子がおりまして…母親である私にとって思春期の男の子の心情風景は未知の世界。
勉強にもなりましたφ(._.)メモメモ