心身一如という言葉がありますが、皆さんはご存知ですか?
心身一如とは、心と身体は切り離すことのできないひとつのものという意味です。
心と身体は一体であり、分けることはできず、ひとつのものの両面に過ぎないという仏教の考えをあらわす言葉です。
心は身体に備わり、身体は心によりはたらくものと考えられています。
まさに心と身体は表裏一体でもあるという事ですね。
心に負担がかかると身体にどの様な影響があるのかといいますと、ストレスを感じる事で身体は緊張状態になり力がはいります。
それは部分的ではなく全身に大きな負荷としてかかってきてしまいます。
鬱の症状を抱える方は身体がとても辛いといいますが、まさにこの事が影響しているのです。
では逆に身体を痛めてしまうとどうなるか腰痛を例にしていいますと、痛みにより歩くのも困難になるだけではなく、座る・立つ・状態によっては横になる事も痛みにより困難になってしまう場合もあります。
そうなると何をするにも痛みにより大きなストレスがかかり心を塞ぎ込むようになってしまいます。
痛みを身体に感じると人間は非常に弱いものなのです。
このように心と身体は合わせて一つのものです。
どちらも大切なものですので、私たち整体師の仕事というのは身体へのアプローチだけではなく心へのアプローチもとても重要だと考えます。
身体の整体師であり、心の整体師でもなければならないといつも心がけながら施術をしています。