今年のクリスマスもやはりトラブルがありましたので、良いことだけを平和編にまとめて、地獄編を作ることにしました。流れ星


まず、義姉次女と決裂しました。歩く


毎度のことですが宗教問題です。

もう今年はストレスが酷すぎて、早く帰りたいとずっと願っておりました。


ことの発端は、ここ1ヶ月で夫の抱える問題が急激に悪化したことです。

度々ブログにも書いてきましたが、一見するとわからないので他者には全く伝わりません。

そこで夫婦で話し合いの時間を設け、結論として出たことが、


・夫が教会に行くことを一時的にやめること。

・子どもへのカトリック教育をどうするかは、成長過程で同じ障害が現れるかどうかで判断すること。

・万が一義両親、義姉次女と対峙する場面があったら、包み隠さず全て話すこと。



この3点でした。

決してカトリック嫌いになって脱教徒になったとか、そういうわけではありません。

確かに中絶禁止法がポーランドにできた時は、宗教と政治が結びついていることに腹を立てました。
しかし宗教という軸があることで、それを支えとして生きられる人が多いというのが現実なので、必要性は確かにあると感じております。

仲良しのいとこ夫妻は模範的教徒という感じで、嫌悪感は全くありません。

夫の抱える問題は、精神病とは全く違う複雑なもので、病院に行ったところで簡単に解決するものでもありません。

簡単に良い言い方をすれば、繊細過ぎて、教会に行く度にダメージを受けてしまうのです。ガーン

ポーランドのカトリックは、日本のカトリックと違い、やたらと自分に罪があるということを言わせては、頻繁に告解場に入るといったイメージがあります。使用する言葉が強すぎると感じる時が多いです。
金曜日には肉を食べないという習慣も、ポーランドという国の宗教性の強さを感じます。



クリスマスツリー24日、この日はカトリック教徒であれば御ミサに参加しなければならないという日でしたが、参加しませんでした。この日、そのことについては何も言われませんでした。🏳️‍🌈な叔父様と、私たちが家に残され、反カトリックの義姉長女は逃げるように帰宅しました。
夕食前、家族同士お互いに祈りの言葉を掛け合う時、健康状態は最近どうなのという質問が義母からあり、「実際悪化した。」と夫が答えると、義母は泣きそうになっておりました。

クリスマスベル25日、🏳️‍🌈な叔父様が朝の御ミサに参加したようでしたが、私たちは行きませんでした。その日の午後、義両親と義姉次女に誘われた際も、お断りしました。そこで痺れを切らしたかのように、とうとう義母に聞かれました。

「何故行かないの?」


夫が私に何か話そうとするとすかさず、

「フランシスカには聞いていないからいいの。フランシスカは行かなくていいから。」

この言葉にカチンときました。足
義母からしたら、あれほどまでに敬虔な信徒であった夫がこうなったのは、私からの悪影響だと考えているのでしょう。

そこで、夫自ら簡単に説明をしました。
するとなんとか納得した様子でしたが、早速「何か助けられることはない?」と聞かれました。

治療方針で周りが簡単にサポートしてはいけないという問題があります。
と、私が答えると、

「でも時々頭の良い人は助けてあげなきゃいけないでしょう?」
と、返されました。この障害に対する理解が何もないのです。

これは障害なんかじゃない、ちょっと変わっているだけ、神様に祈って信仰を続ければ必ず良い道が開ける。

そんな義両親の教育が、30歳まで苦しむ息子を作り上げたと言っても過言ではありません。

病院に簡単には行かせないという教育も、足の少しの不自由さ、副鼻腔炎の悪化を招きました。

家族だというのに、おかしなほどに親や姉から怒られることに怯える夫。酷いストレスだと夫は私に話してきました。

なんだかとても不憫で、悲しくなりました。


その後、叔父様を送り届けて帰宅した義母が早速、何かサポートできないのかと夫に直接聞きました。

夫は私と出会う前、実家にいる間にこのサポートのせいで症状が悪化するばかりでした。

夫は、大丈夫だから気にしないでと答えましたが、やはり母親として見過ごせないのでしょう。

しかしここで義母のサポートが電話を通してまた始まってしまえば、今までの苦労が水の泡です。

そこで具体的に日常生活で何が起きているのか、障害の問題点を簡単にまとめて、義姉次女に伝えました。

サポートしたいのであれば、カトリックにおける過激な言葉を夫に使用せずに、今はただ教会から一時的に離れることに文句を言わず、見守ってください。義姉長女が反カトリックになったことを許したように、ゲイの叔父様を見守るのと同じように。

と。
義姉次女は、英語が理解できるのです。
離婚さえ考えたこともあると、どれだけの状況にあるかを説明したのですが、結果は……

離婚なんて考えるくらい自分を追い詰めないで。あなたは幸せになれるから。まだ遅くない。
昔、弟の状況に気付いていながらセラピストの元へ送り出さなかった自分を後悔する。
離婚しても大丈夫、私は独り身だし、一生をかけて母と私で弟の面倒を見ていくから。だって私は姉だから!
もうこんなことを聞いてしまって泣きたい気分。
とにかく何かサポートしたいの。良いセラピストを探したいけど、勿論あなたの意見を無視して行動したりはしない。それに結局弟は何も私に相談してくれないから、こっちも何もすることができない。
教会専属のセラピスト神父の元へ通うとか、カトリックのグループセラピーに通うことを絶対オススメしたい。ロザリオを使った祈りもオススメしたい。何故ならね、弟のカトリックに対する解釈は絶対に間違っているの。ちゃんとした教えを忠実に守れば、そんな悪い考えも起きないはず。とにかく、私はカトリックを離れるなんて断固反対。それは間違った道を進むということなの。間違った道を進む人を正しい道に戻そうとすることの何が悪いの?弟はカトリックとして歩まない人生をきっと後悔する。あなたとは解釈の仕方が違うってよくわかったから、これはずっと分かり合えない。でもね、あなたたちが幸せなら、私はそれで良いと思っているの。姉のことはただ今は諦めているだけで、叔父さんはゲイだから何も罪がない。ホモは大罪人だけどね。もうこの話はこれでおしまい。とにかくこの件は母に伝えるから。

信仰という沼から頭だけ出して話しているかのような女性だなと。当然の結果だったかもしれません。
いい歳して独身の理由がよくわかります。

そもそも夫は私と出会う前からこの問題を自覚していたようで、教会のセラピスト神父に何度も相談していたようなのです。そのことも説明しましたが、聞く耳持たずです。
これだけ敬虔な信者であった夫が、解釈の間違いを起こしているとは確かに思えませんし、本人もただ、相談しても結果的に解決しなかったと言ったのです。


そんな苦しむ夫の言動を全て無視し、
解釈が間違っているだけだから、祈れば治る
なんて馬鹿な考え方を貫き通そうとする義姉次女。宗教と弟、どちらが大事なのでしょうか。
障害が原因で、教会に行くことが苦しむストレスの要因だとわかっているのに、何故苦しみ続ける必要があるのでしょう。

会う度に口癖のように、あなたたちのために長い時間毎日祈ってるのよラブラブなんて言われたところで、暇なんですねとしかもう思えませんし。
義姉次女はその時間を婚活に充てて欲しいですし、義母には障害についての学習でもしていて欲しいです。


そもそもゲイはOKでホモは大罪とか意味不明です。
婚前交渉はしないということを守っているだけあって、言葉の意味すら知らなさそうです。
叔父様がどんな動画を普段見ているか、見せてあげたいくらいです。メロンパンもういとこたちにはバレております。🏳️‍🌈

そもそも面倒をみていくなんて第三者は簡単に言えますが、実際どれだけ大変なことかも理解していません。家事も料理もろくに出来ずに、父親に設置してもらった食洗機が壊れただけでビービー泣くアラフォーこそ、誰かに面倒みてもらうべきではないでしょうか。部屋で陰気にジグソーパズルなんかしていないで、外に出て出会いを探してください。私があなたの母ならそう思います。祈れば治るなんて言うくらいなら、祈って結婚相手でも探してください。
そんな厳しい言葉はさすがに言えませんが。

こんなメッセージのやり取りを、家族で穏やかに談話しながら裏で繰り広げているわけですから、仮面家族のようです。
気まずさから、一刻も早く帰りたかったです。


食後にアイスクリームが出た際、義父はずっとアイスクリームなどをクリスマス前期間に断っていたので、やっと食べられると嬉しそうでした。
義姉次女は食事制限ではなく、Netflixを断っていたのだとか。それは私にとってより健康的で良いことだからと。そこまですることに何の意味があるのかと、心の中で思いました。


翌朝、義家族におはようを言った時、ひどく冷たいような違和感を感じました。大切にカトリック教徒として長男を育ててきたこれまでの苦労を、外国から嫁いできた女にぶち壊されたという感情からだったのかもしれません。
日本で購入して義実家へのお土産にしたキリスト降誕像をテーブルに飾ってと、義父が夫に朝から命じたのが意味深でした。

今回ベビーベッドを義父が運んでくださるので、最悪の場合その際に話し合いになるのではないかと、今からストレスですタラーこの冷戦みたいな状況、非常に気味が悪いです。



その他、美容整形のことが話題となった時のこと。ボトックスをする人が増えたと義母がしたので、私も40歳とか、歳をとったらするかもしれないと言いました。

するとすかさず義姉次女、

40歳がおばさんってこと!?

どう見てもおばさんです。本当にあry

面倒なので、年齢による顔貌の老化について話しているのですよ、それは皆同じでしょう。と言いました。

確かにそうね……と黙る義姉次女。

既に40歳を超えている義姉長女とは目を合わせられませんでした。魂

因みに義母は整形大反対でした。私も今のところする予定はありませんが。



私は妊婦ということで今回早めの帰宅を選びましたが、義姉たちは相変わらず片付けなど家事を全く手伝わずに、あまり物をもらうだけもらって実家をさっさと離れました。
そんな娘たちに嫌味のように、
ようやく洗い物も終わりましたので、もう寝ます。おやすみ。
と、深夜の家族チャットに書いた義母。
娘たちを甘やかしすぎなのではと思います。


1/1は叔父様の誕生日。オーナメント
毎年誰も自宅に誘わないそうですが、近い親族は勝手に集まりお祝いするそうです。誕生日ケーキ
年越し後に集まらせるなんて気が引けるから誘わないのかもしれませんが、それならそれで遅らせて別の週にパーティーを開けばいいのにと思います。
参加しないのであれば電話やメッセージでお祝いの言葉を伝えないと、必ず怒る人なのだそう。
面倒な人です。おばけ


今年は電子レンジを購入したいとかで、誕生日プレゼントは皆さん現金にされるそう。札束
叔母様の家の息子達は毎年参加するのに、うちの家の子達だけは全員毎年参加しないということに負い目を感じているのか、今年はちょっとしつこく義母から誘われました。行かないとはっきり答えましたが。

義姉達は叔父様が苦手なので、当然参加しません。年末はパーティー三昧ですしね。ロゼワイン

叔母様の家の息子たちなんて1人は元アル中ということからアルコールという文字すら避けているので、年越しパーティーに参加せず済みますし、もう1人も健診結果から断酒しているので、今年は参加できるのです。宇宙人彼らは叔父様の遺産相続人として決定しているので、尚更行く必要があるようです。

義実家から帰り際、義母が夫をハグしてこう言いました。
「もうあなたに電話しちゃいけないの?おねだり

しちゃいけないってわけじゃないけど、少しくらいだったらね。

と、夫は答えておりました。

ヘリコプターがまた悪化しないか心配です。

そんなこんなで酷いストレスを抱えて終わったクリスマスでした。クリスマスツリー


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