今から約6年前の冬

 

小5だった長男は下校途中で

交通事故にあいました


その時のことを思い出しながら

綴っています

 

~★~★~★~

右矢印    からの続きです



搬送先は大学病院の救急救命センターで

簡易処置をしてもらった長男は

痛み止めで寝かされてる状態でした


開放骨折は感染リスクを抑えるため

受傷後6〜8時間以内に縫合を終えることが

望ましいとされ、その時間は刻一刻と迫り

薄暗い病院の廊下で待つ義父母と私は

不安になるのでした


〜★〜★〜★〜


夜遅くなっても救急救命センターには

病人や怪我人が次々とやってきて

待合室は思いのほか賑やかで

シーンとしてるよりは気が紛れる気がしました


深夜になって

長男は手術室へ運ばれていき

そこからまた3人で

落ち着かない時間を過ごしました


出張中のダンナと連絡を取ることで

状況を再度確認していたような気がします


どれくらい経ったか…

まだ麻酔の効いた長男がICUへ戻ってきて

主治医から手術の内容や状況、

これからのことを話して頂きました


その内に長男の麻酔が切れて

会うことができましたが

自分の状態はよくわかっておらず

喉が渇いた、何か飲みたい、とだけ

しきりに言ってました


でも術後すぐにそれを叶えてあげることは

できませんでしたショボーン


そしてICUは完全看護のため

親といえど泊まれず

明日また来るからねとだけ言って

泣く泣く義父母と夜中に病院を後にしました


その日は2月の三連休明けの寒い日で

チラチラと雪が舞い始めていました雪の結晶


ダンナも子供たちも誰もいない

冷えきった家に帰宅して

ふと自分の自転車を

駅に置きっ放しだった!と気付き

雪を踏みしめながら

自転車を取ってきたことを

なぜか今でも鮮明に覚えています


〜★〜★〜★〜


翌朝、下の2人を友人宅へ迎えに行き

兄を心配しつつ甘えてくる2人を抱きしめ

自分に言い聞かせるように

お兄ちゃんは大丈夫だよ

ちょっと病院にお泊りしてるけど

すぐに帰ってくるからねウインク

と努めて明るく伝えました


しかしその後2人にはしばらく寂しい思いを

させてしまうことになるのでしたぐすん



続きます→入院生活